いつもありがとうございます。
すまいる・キッズのとどちゃんです。
子どもたちは、ときどき大きな「作りたい!」を持って教室に来てくれます。
「マイクラみたいなゲームを作りたい!」
「太鼓の達人みたいなゲームを作りたい!」
そんな言葉が出てくることがあります。
大人から見ると、まだ始めたばかりの子にとっては、少し難しそうに見えることもあります。
でも、その時にいきなり、
「それはまだ無理だよ」とは言いたくありません。せっかく持ってきてくれたワクワクの火が、そこで消えてしまうかもしれないからです。
「太鼓の達人みたいなゲームを作りたい!」
何年も前に、入会して間もない子が、「太鼓の達人みたいなゲームを作りたい!」
と言ってくれたことがありました。
もちろん、本格的なものをその日に作ることはできません。
でも、その子がイメージしている楽しさを、少しでも形にしてあげたいと思いました。
その時、私はまず、「いいね!作りたいんやね。」
と受け止めました。
そして、いきなり作り始める前に、少しだけ一緒に考えました。
「太鼓の達人って、どんなことができるゲーム?」
そんなふうに聞きながら、ゲームの中にある機能を言葉にしていきます。
音楽が流れる。
右から左へ丸が動く。
タイミングよくボタンを押す。
当たったら音が鳴る。
点数が入る。
うまくいったかどうかを判定する。
市販のゲームは、当たり前のように遊べます。
でも、作る側から見ると、たくさんの小さな仕組みが組み合わさってできています。
それを一つずつ言葉にしていくことで、
「遊ぶ」と「作る」は違うんだ。
作るためには、仕組みを分けて考えることが必要なんだ。
ということに、少しずつ気づいてもらいます。
もちろん、これは小学2年生くらいの子にはまだ難しいこともあります。
だから年齢や理解度に合わせて、こちらがかみ砕きながら進めます。
大切なのは、ワクワクを消すことではありません。
「作りたい!」という気持ちを大切にしながら、その中にある仕組みを少しずつ見える形にしていくことです。
まずは一つの機能から作ってみる
そして、その中から、
「じゃあ、まずはこの一つを作ってみようか」
と、一つの機能だけを取り出します。
例えば、右から左へ玉が動く。
その玉が円の中に入ったタイミングでスペースキーを押す。
すると、「ドン!」と反応する。
本物の太鼓の達人からすると、本当に小さな一部分です。
でも、「あっ、この機能って、こうやって作るんだ」
ということが少し見えてきます。
私は、この時間がとても大切だと思っています。
いきなり完成形を目指すのではなく、大きな夢を小さな部品に分けてみる。
そして、「この部品なら、自分でも作れそう」と思えること。
私は、これを子どもたちに、将来の地図の断片を渡すことだと思っています。
全部の地図は、まだ見えなくてもいい。
でも、「こうやって作っていけば、いつかあのゲームに近づけるんだ」
という小さな見通しが持てると、子どもたちは安心して次の一歩を踏み出せます。
思いを形にするには、学ぶことも必要
もちろん、思いを本当に形にしていくには、学ぶことが必要です。
キャラクターを動かすこと。
タイミングを判定すること。
点数をつけること。
音を鳴らすこと。
ゲームを始めたり終わらせたりすること。
その一つひとつを、少しずつ覚えていく必要があります。
だから私は、子どもたちにこう伝えたいと思っています。
「いいね!作りたいんやね。」
「じゃあ、そのために、まずは簡単なゲームをたくさん作ってみよう。」
簡単なゲームを作ることは、遠回りではありません。
むしろ、大きな作品に近づくための大切な階段です。
小さなゲームの中に、
動かす力。
考える力。
試す力。
直す力。
たくさんの学びが詰まっています。
遠回りに見えるかもしれません。
でも、私はこの積み上げこそが、一番の近道だと思っています。
大きな作品は、ある日突然できるものではありません。
小さな「できた」を積み重ねた先に、少しずつ形になっていくものなのです。
ワクワクの火を消さない
「太鼓の達人みたいなゲームを作りたい!」
そう言ってくれたのは、何年も前のことです。
もちろん、その日に本格的なゲームが完成したわけではありません。
でも、その時の「作りたい」という気持ちは、今もつながっています。
そして、その子は、明日のAIプログラミング講座に来てくれます。
私は、それがなんだかうれしいのです。
ワクワクは、一瞬で消えてしまうこともあります。
でも、消さずに大切に育てていくと、何年も先の学びにつながることがあります。
だから私は、子どもたちの、
「作りたい!」
「やってみたい!」
という気持ちを、できるだけ否定したくありません。
ワクワクの火は、消さない。
大切に守る。
そして、その火を、自分で学び、自分で作っていこうとする力へ、少しずつ育てていく。
それが、すまいる・キッズで大切にしていることの一つです。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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