年長から通える子どもプログラミング教室で大切にしている「期待」の力

デキタ・ラボ こどものいいところ発見

教室日誌|教師期待効果(ローゼンタール効果)で子どもを伸ばす!

こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。

すまいる・キッズは、藤井寺市にある、年長さんから通える子どもプログラミング教室です。
藤井寺市を中心に、羽曳野市・柏原市方面からも、ロボットプログラミングやScratch、Robloxなどを学びに来てくださっています。

教師期待効果(ローゼンタール効果)

今回は、子どもの成長に大きく関わるといわれている
「ローゼンタール効果」 について書いてみます。

ローゼンタール効果という言葉を、ご存じでしょうか。

簡単に言うと、「この子は、きっと伸びる」
と大人が期待をもって関わることで、子どもの成長や行動に良い影響が生まれることがある、という考え方です。

大人がどんなまなざしで子どもを見るか。
それは、子どもの自信や挑戦する気持ちに、大きく関わっているのだと思います。

すまいる・キッズで大切にしている、「子どもの良いところを見つけて伸ばす」
という考え方にも、とても近いものを感じています。

小説『逆ソクラテス』に見る教師期待効果

最近読んだ、伊坂幸太郎さんの短編小説『逆ソクラテス』の中にも、この教師期待効果を感じさせる場面がありました。
物語の中では、ある担任の先生が、特定の生徒に対して

「お前はダメなやつだ」
と決めつけるような言葉をかけ続けます。

その結果、クラスの空気まで変わってしまい、まわりの子どもたちも、その子を「ダメなやつ」と見るようになっていきます。
そして、本人も少しずつ自信を失っていきます。

これは、とてもこわいことだと思いました。

一人の大人の決めつけが、子ども本人だけでなく、まわりの子どもたちの見方にも影響してしまう。

まさに、期待の力が悪い方向に働いてしまう例だと感じました。
一方で、物語の中では、その状況を変えようとする仲間たちが出てきます。

その子に「できる」という経験を与えようとし、ただ褒めるだけではなく、具体的なアドバイスと成功体験をつくっていきます。その積み重ねが、その子の未来につながっていく。

そんな伏線のある内容でした。

教師期待効果とは?

教師期待効果とは、教師や周囲の大人が子どもに対して持つ期待が、その子どもの成績や行動に影響を与える

という心理学的な現象です。

この効果は、1968年に心理学者ロバート・ローゼンタールと、教育者レノア・ジャコブソンによって提唱されました。
有名な実験では、小学校で子どもたちに知能テストを行い、その中からランダムに選んだ子どもたちを、教師に対して
「この子たちは、今後伸びる可能性が高い」

と伝えました。

実際には、選ばれた子どもたちはランダムであり、特別な差があったわけではありません。
ところが、一定期間後に見ると、その子どもたちの成績や学習態度に良い変化が見られたとされています。

つまり、先生が

「この子は伸びる」
と思って関わることで、声のかけ方、見守り方、チャンスの与え方が自然と変わり、その子の成長につながったと考えられます。

これは、教える側として、とても思い当たるところがあります。

期待すると、関わり方が変わる

「この子はできる」
「この子は伸びる」
「今は途中だけれど、きっと成長していく」

そう思って子どもを見ると、自然と関わり方が変わります。
失敗したときにも、

「やっぱりできない」ではなく、

「ここまでできるようになったね」
「次はここを一緒にやってみよう」

という言葉が出やすくなります。

子どもは、大人の言葉だけでなく、表情や態度、空気も敏感に感じ取ります。

先生が信じてくれている。
お母さん、お父さんが見守ってくれている。

そう感じられると、子どもは少しずつ「自分もできるかもしれない」

と思えるようになります。

すまいる・キッズで大切にしていること

すまいる・キッズでは、子どもたちの良いところを見つけて、できるだけ言葉にして伝えることを大切にしています。
たとえば、レッスンの最後に発表の時間をつくり、スタッフからその日の良かったところを伝える。

うまく完成した作品だけを見るのではなく、
「最後まであきらめずに取り組めた」

「自分で考えて試していた」
「わからないところを質問できた」
「友だちの作品を見て、良いところに気づけた」

そんな姿を見つけて、言葉にして伝えるようにしています。

子どもにとって、小さな成功体験はとても大切です。

「できた!」

「ほめてもらえた!」

「もう少しやってみたい!」

その積み重ねが、自信や学習意欲につながっていきます。

うまくいかない時こそ、未来を見て関わる

もちろん、いつもすべてがうまくいくわけではありません。

ロボットが思うように動かないこともあります。
プログラムがエラーになることもあります。

集中できない日もあります。
でも、そんなときにこそ、

「この子はダメだ」
ではなく、

「今はここでつまずいているだけ」
「この経験も、次につながる」と思って関わることが大切だと感じています。

うまくできなかったとしても、がんばったことをねぎらう。

途中までできたことを認める。

明るい未来を信じて見守る。

この積み重ねが、子どもたちの中に

「自分は大丈夫」
「また挑戦してみよう」

という気持ちを育てていくのだと思います。

子どもの「いいところ」を見つけて伝える

人はどうしても、できていないところに目が向きやすいものです。

「また間違えた」
「まだできていない」
「もっと早くしてほしい」
そんな言葉が、つい口から出そうになることもあります。
でも、その前に一度、ぐっと飲み込んでみる。

そして、

「ここまでできたね」
「前より考えられるようになったね」
「今日もがんばって来てくれてありがとう」

そんな言葉をかけてみる。

子どもの良いところを見つけて、言葉にして伝えること。

それは、子どもの心の中に

「自分は大切にされている」
「自分には可能性がある」

という土台をつくっていくことだと思います。

すまいる・キッズでも、これからも子どもたちの可能性を信じ、良いところを見つけて伸ばす関わりを大切にしていきます。
お子さんの「いいところ」を、ぜひたくさん見つけて、たくさん伝えてあげてください。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。