教室日誌|AIに使われる子ではなく、AIを使う子へ
こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。
すまいる・キッズの学びの流れシリーズ、第6回です。
前回は、プログラミングでうまくいかない時に原因を探す力、いわゆる「デバッグ力」について書きました。
今回は、その続きとして、AI時代に子どもたちに育ててほしい力について書いてみたいと思います。
それは、AIに答えを丸投げする力ではなく、「うまく質問する力」です。
「うちの子、宿題でちょっとわからないことがあると、すぐに『できない!』『教えて!』と投げ出しちゃうんです……」
保護者の方から、そんなお悩みを聞くことがあります。
たしかに、大人でも解決策が見えないとイライラしてしまいますよね。
でも、今はAIに質問すれば、文章を書いてくれたり、プログラミングの間違いを見つけてくれたりする時代です。
子どもたちが大人になる頃には、AIを使わない生活は考えられないでしょう。
だからこそ、AIを避けるのではなく、「どう使いこなすか」がこれからの鍵になります。
プログラミングでも、AIに「このコードの間違いを全部直して」と頼めば、一瞬で修正案を出してくれます。
でも、AIが出した答えをそのまま貼り付けるだけでは、
なぜ直ったのか。
どこが間違っていたのか。
次はどうすれば防げるのか。
そこがわからないままです。
これは、先生が横から手を出して全部直してしまうのと似ています。
その場では完成しますが、次に一人になった時に、自分で直す力は育ちにくいのです。
AIを上手に使うために大切なのは、質問する前に「自分の状況を言葉にして整理すること」です。
「先生、動きません!」だけではなく、
何を作ろうとしているのか。
どこまでは動いているのか。
何を変えたらおかしくなったのか。
これらを言葉にして、AIや先生に伝えようと整理する。
その過程で、子どもたちはハッと気づくことがあります。
「あ!ここを変えたから動かなくなったんだ!」
この「自分で気づく瞬間」こそが、学びが深まる大切な時間です。
これからの時代、大切なのは「AIを使うか使わないか」ではありません。
AIに何を聞くのか。
どのように聞くのか。
返ってきた答えをどう自分の力に変えるのか。
ここが大切になります。
すまいる・キッズでは、AIを否定しません。
むしろ、これからの子どもたちにはAIを心強い相棒にしてほしいと思っています。
そのためにも、まずは「自分で考えてみる」「状況を言葉にしてみる」という、一見遠回りに見える経験を大切にしています。
「何がわからないのか、わからない」という状態から、
「ここまではわかるけど、ここで困っている」と言えるようになること。
その「説明する力」こそが、AIを使いこなし、これからの未来を切り拓く本当の知恵になると信じています。
AIは魔法の杖ではありません。
でも、自分の考えを持ったまま使えば、これ以上ない強力な道具になります。
「何がしたいのか」
「どこで困っているのか」
「何を試したのか」
それを自分の言葉で整理して、質問すること。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、そんな「一生モノの質問力」を育てていきたいと思っています。
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