叱られるより、褒められる方が人は学ぶ それは大人も子どもも同じ

ゲームしている風景 こどもの未来を創る

教室日誌|褒めることは甘やかしではなく、前に進む力を引き出すこと

叱られるより、褒められる方が人は学ぶ

こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。

今日は、最近あらためて「そうだなぁ」と感じたことを書いてみます。

それは、

人は、叱られるより、褒められる方が学ぶ

ということです。

これは、名著『人を動かす』の中にも通じる考え方です。

もちろん、何でもただ甘やかせばいい、という話ではありません。

でも、子どもでも大人でも、頭ごなしに否定されたり、できていないところばかりを指摘されたりすると、心はだんだん縮こまってしまいます。

そして、学ぶどころか、
「もうやりたくない」
「どうせ自分はできない」
という気持ちになってしまうこともあります。

できていないところばかり見られると、人は動けなくなる

教室でも、子どもたちは最初から何でもできるわけではありません。

タイピングがゆっくりな子もいます。
ロボットの組み立てが苦手な子もいます。
Scratchでどこを直したらいいかわからなくなる子もいます。
発表が苦手な子もいます。

そんな時に、

「なんでできないの?」
「ちゃんと見てた?」
「前にも言ったよね」

そういう言葉ばかりをかけていたら、子どもはだんだん苦しくなってしまいます。

できないところを責められると、人は学ぶ前に、自分を守ろうとしてしまうからです。

ぼく自身にも、よく似た経験があります。

自動車免許を取りに行っていたころ、当時は厳しい教官の方も多く、運転があまり得意ではなかったぼくは、ダメ出しをされたり、舌打ちをされたり、強く叱責されたりすることがありました。

そうなると、ますます緊張してしまって、余計にうまくできなくなるんですね。

でも、その中に一人だけ、いつもにこやかで明るく、できたところを見つけて褒めてくれる教官の方がおられました。

その方の時は、不思議なくらいリラックスして運転できて、「あれ、今日はうまくできているな」と感じたのを覚えています。

小学校のころのソフトボールでも似たことがありました。

サードを守っていた時、監督でもコーチでもない近所のおっちゃんが近くでずっとダメ出しをすることがあり、その日が来るだけで緊張して、エラーを連発してしまったことがあります。

人は、責められている時よりも、安心できる中で認められた時の方が、自分の力を出しやすい。
ぼくは、このことを自分の経験からも強く感じています。

褒めることは、甘やかすこととは違う

ぼくが大切にしたいと思っている「褒める」は、ただ何でも持ち上げることではありません。

結果が出た時だけ大げさに褒めることでもありません。

そうではなくて、

よく見ていたね。
最後までやってみたね。
さっきより落ち着いて取り組めたね。
自分で気づけたね。
困った時に「助けて」と言えたね。

そんなふうに、その子の中にあった前進や努力や変化を見つけて伝えることです。

すると子どもは、

「ここを見てもらえた」
「自分の頑張りは無駄じゃなかった」
「もう少しやってみようかな」

と思いやすくなります。

褒めることは、子どもを止まらせることではなく、前へ進みやすくすることなんだと思います。

人は、安心できる場所でこそ学びやすい

学ぶということは、できないことに向き合うことでもあります。

だから、本当は少しこわいことでもあります。

間違えるかもしれない。
恥ずかしい思いをするかもしれない。
うまくいかないかもしれない。

そんな不安がある中で、人は新しいことに挑戦します。

だからこそ、

間違えても大丈夫。
失敗しても大丈夫。
ちゃんと見ているよ。
少しずつで大丈夫。

そう思える場所の方が、人は学びやすいのだと思います。

教室でも、子どもたちが安心して挑戦できる空気はとても大事です。

叱られないから成長しないのではなく、安心できるからこそ挑戦できる。
ぼくは、そう感じています。

褒められると、「またやってみよう」が生まれる

子どもたちを見ていると、褒められた時にすぐに大きく変わるというより、

「またやってみよう」

という気持ちが生まれているのを感じます。

この「またやってみよう」は、とても大きいです。

一回でできなくても、もう一回やる。
うまくいかなくても、少し直してみる。
難しくても、先生と一緒にやってみる。

その積み重ねが、やがて力になっていきます。

逆に、叱られてばかりいると、「もうやりたくない」が先に来てしまいます。

学びが続くかどうかは、能力だけでなく、その子の心が前を向けるかどうかも大きいのだと思います。

ぼく自身も、昔はできていなかった

正直にいうと、ぼく自身も最初からこう考えられていたわけではありません。

昔は、できないことがあると
「なんでできないのだろう」
と、できていないところに目が向きすぎていた時期もありました。

でも、それでは子どもは育ちにくいし、何より苦しくなってしまうことを、たくさんの経験の中で学んできました。

子どもたちは、責められて伸びるというより、認められて、安心して、自分の力を出せる時に伸びやすい。

今は、そのことをとても強く感じています。

褒めることは、未来を信じること

褒めるというのは、今できたことだけを評価することではないと思っています。

この子は、これから伸びていける。
この子には良いところがある。
今は途中でも、きっと力になっていく。

そんなふうに、その子の未来を信じて関わることでもあると思います。

だからぼくは、子どもたちの中にある小さな前進を見つけたいし、できるだけ言葉にして伝えたいと思っています。

叱られるより、褒められる方が人は学ぶ。

それは、ただ気分がいいからというだけではなく、
人が前を向いて挑戦する力につながるからなのだと思います。

まとめ

『人を動かす』の中にある考え方にふれながら、今日はあらためて思ったことを書いてみました。

人は、叱られるより、褒められる方が学ぶ。

これは、子どもたちの教室でも、本当にそうだなと感じます。

できていないところばかりを見るのではなく、
今ある良いところを見る。
小さな前進を見る。
努力や変化を見る。

そうやって関わることで、子どもたちは
「またやってみよう」
と思いやすくなります。

すまいる・キッズでも、これからも、子どもたちの良いところを見つけて、安心して学べる場を大切にしていきたいと思います。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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