子どもが手を止めるとき、その奥にあるもの

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こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。(西尾)

レッスンをしていると、子どもがふっと手を止める場面があります。

ロボットの組み立てで部品の向きがわからなくなったとき。
パズルの形がうまく見えないとき。
次に何をすればよいのか、迷っているとき。

大人から見ると、
「集中していないのかな」
「やる気がなくなったのかな」
と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、私はそうとは限らないと思っています。

その子の中では、ちゃんと考えていることがあります。
ただ、その考え方や見え方が、ほかの子と少し違うだけなのかもしれません。

苦手な子への関わり方は、ぼく自身の考え方でもあります

どうしても苦手な子へのアプローチを考えるとき、ぼくは自分自身の考え方をそのまま使っているところがあります。

子どもが手を止めているときも、「なぜできないの?」と見るのではなく、その子にはどう見えているのか、どこで迷っているのか、どんな手がかりがあれば進みやすいのかを考えるようにしています。

パッと見てできる子もいます。
すぐには答えが出ず、時間がかかる子もいます。

どちらが正しいということではありません。

時間をかけても答えが出ないときに、こちらが少しだけ考え方のヒントを足してあげると、その子なりの得意な考え方で解決できることがあります。

子ども自身は、「今、自分は論理的に考えている」と意識しているわけではありません。
特に低学年の子どもたちは、そんな難しい言葉で自分の頭の中を説明することはできません。

でも、部品の形を見たり、色を手がかりにしたり、前にやったことを思い出したりしながら、自分なりの道筋で少しずつ答えに近づいていくことがあります。

すぐにできることだけが、よい学びではありません。

手が止まる。そして、悩む。考えるのにつかれて、違うことを始める。

でも、その奥には、その子なりの困りごとや、無意識の休憩(脳の休止)、それは個性だと思っています。

そこを見つけて、少しずつ進めるように関わっていく。それが、すまいる・キッズで大切にしていることの一つです。

得意が見えなくなると、不安になることもあります

反対に、右脳系のパズルや立体的な課題がとても得意な子もいます。

以前、ちびっこクラスに通っていたお子さんで、パズルが大好きな男の子がいました。
右脳系の課題になると、本当にいきいきと取り組みます。

空間認識力系のパズルやロボットの組み立ての時には、過集中かと思うくらいの集中力を見せることもありました。
その子に、こんなことがありました。もうすぐ2年間のちびっこクラスが終わり、プログラミング中心のコースに進級する時期に、「やめたい」と言い出したことがありました。
お母さんを通じて退会のお話をいただいたのですが、私はなんとなく理由がわかる気がしました。
進級するとかれの得意のパズルが無くなるのです。
その子にとって、右脳系のパズルは、自分の得意を感じられる大切な時間だったのだと思います。
それがなくなって、プログラミングばかりになると、自分の得意な場所がなくなってしまうように感じたのかもしれません。

でも、その子は教室のこと自体は大好きでしたので確信がありました。
そこで、3年目にも追加で取り組めるクラスがあることを伝えました。
そして何より、その子の得意を少しオーバーにしっかり認めるようにしました。

「右脳系はピカイチやもんな」
そう声をかけると、その子の表情や取り組み方が変わっていきました。

プログラミングのような左脳系の課題が少し苦手なことを、こちらが受け止める。
そのうえで、右脳系の得意は本当に素晴らしいと伝える。

その子は、自分の得意を周りからも認められたことで、はっきりと自覚できたのかもしれません。

それからは、他の子たちにも積極的に教えてくれるようになりました。
少し上から目線になってしまって、周りの子に「ちょっと言い方が強いな」と思われることもあったかもしれません。
でも、それも含めて、自分の得意を使って人と関わろうとしている姿だったのだと思います。

自分には得意なことがある。
ここなら力を発揮できる。
そう感じられる場所ができたことで、その子の教室での姿は大きく変わりました。

来るのも早くなり、帰るのも遅くなりました。

それは、ただ教室に長くいたいというだけではなく、
「ここに自分の居場所がある」
「ここで自分の力を出せる」
と感じてくれていたのかもしれません。

私は、その子の将来が、この教室で少し変わったのではないかと思っています。
そして、きっと学校での姿にも何か変化があったのではないかと思っています。

子どもが「やめたい」と言うとき、単に飽きたとか、根気がないということだけではない場合があります。

自分の得意が発揮できなくなり、苦手なことばかりになってしまう。
それはほんとに怖いですよね。
誰もが認めてほしい、褒めてほしい、それが根底にはあります。
だからこそ、子どもの「できる」「できない」だけを見るのではなく、その子がどこで力を発揮しているのか、どこで不安を感じているのかを見ていきたいと思っています。

その子の中にある力を見つける

子どもたちは、一人ひとり違う見え方、感じ方、考え方を持っています。

同じ課題に向き合っていても、すぐに進める子もいれば、じっと考えてから動き出す子もいます。
感覚的にぱっとつかむ子もいれば、手がかりをもとに少しずつ進んでいく子もいます。

大切なのは、どちらが優れているかを決めることではなく、その子の中にある力を見つけることだと思っています。

苦手に見えるところの奥に、別の得意があることがあります。
やめたいという言葉の奥に、自信を守りたい気持ちがあることもあります。

そこに気づける教室でありたい。

すまいる・キッズでは、子どもたちの小さな変化や、言葉にならない気持ちも大切にしながら、一人ひとりに合った学び方を一緒に探していきたいと思っています。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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