レッスンで見えた小さな成長

こどものいいところ発見

木曜日クラスで最年長になったYくん

Yくんは、木曜日の「ちびっこロボプログラミング」クラスの中では、いよいよ最年長になりました。

そして、昨日のブログでも少しふれた「右脳派」としての自信がついてきたのでしょうか。
今日のレッスンでは、本当に頼もしい、成長した姿を見せてくれました。

Yくんは今、3年目のカリキュラムに入っています。

内容も少しずつ難しくなってきて、考えることも、組み立てることも増えてきました。

ハンドル付きの車を作りました

そんな中で今日は、しっかりと時間をかけて、ハンドル付きの車を作っていました。

部品集めには少し苦労していましたが、そこはさすがYくん。

組み立ては大の得意なので、形が見えてくると、どんどん手が動いていきます。

あっという間に仕上げて、実際にみんなの前で運転して見せてくれました。

その様子を、まだ入ったばかりの年長さんの子も見ていて、「わあ」と、とても嬉しそうにしていました。

自分が作ったロボットを動かして見せること、それを見た小さな子が目を輝かせること、こういう場面を見ると、教室の中で自然に育っていくものがあるんだなあと感じます。

右脳派の子にとっての「自分で工夫する時間」

右脳派、つまり直感やイメージを形にするのが得意なタイプの子にとって、こういう「自分で考えて工夫する」時間は、とても大きな意味があると思っています。

設計図どおりに作ることも、もちろん大切です。

でも、そこから少し先へ進んで、「ここをこうしたら、もっと面白くなるかも」「自分なら、こんな形にしてみたい」と考えながら手を動かすことは、その子の中にある得意な力を引き出してくれます。

Yくんにとって、ハンドルを自分なりに工夫して作る工程は、きっと何よりの自信になったのではないでしょうか。

ただ完成させたのではなく、自分のイメージを形にできたこと、自分の工夫でちゃんと動くものを作れたこと、その経験が、今日のリーダーとしての姿にも少しつながっていたのかもしれません。

教室に来たばかりのころのYくん

実は、Yくんが教室に来たばかりのころは、気持ちが止まってしまうことが何度かありました。

そのころは、すごく集中できる子!という認識で、論理的思考力を問われる活動が苦手を気づいていなかったのです。
そんな苦手なことなので、何をしていいのか、まだ上手いヘルプも出せなかくて、固まっていたと気づいたのはしばらくしてからです。

こちらから見れば「どうしたのかな」と思う場面でしたが、今振り返ると、私自身もまだYくんのことを十分に理解しきれていなかったのだと思います。

Yくんは、空間をとらえたり、イメージを形にしたりする力がとても豊かな子です。

一方で、順序立てて考えたり、言葉で説明したりするところでは、少し負担が大きくなることもあります。

その得意・不得意のバランスを、私たちがもっと早く、もっと深く受け止められていたら、Yくんにもう少し安心感を渡せていたのかもしれません。

少しずつつながってきた信頼の橋

でも、時間をかけて一緒に過ごす中で、少しずつ信頼の橋がかかってきました。

今では、できること、少し難しいこと、やってみたいこと、今日はちょっと無理そうなことなど、自分の気持ちや状態を、Yくんなりにしっかり伝えてくれるようになりました。

そのおかげで、こちらもYくんの今の気持ちを受け取りやすくなり、以前のような行き違いは少しずつ少なくなってきたように感じます。

その上で見た今日のYくんの姿は、私にはとても大きな成長に見えました。

くじ引きでリーダーに

さて、今日はそのYくんが、くじ引きで見事にリーダーを引き当てました。

リーダーといっても、何か特別に大きな仕事をするわけではありません。

発表の時間にみんなへ声をかけたり、順番を進めたりする、いわば日直さんのような役割です。

でも、このちょっとした役割の中に、子どもたちの今の姿がよく表れます。

これまでは、時間になっても、こちらから「そろそろ発表の声かけしてね」と声をかけて、それから動き出すこともありました。

でも今日は違いました。

私やスタッフが何かを言う前に、Yくんが自分から動いてくれました。

時間になると、「発表シートを書けた人は発表して、まだの人は書いてください」と声をかけてくれたり、「発表を始めようか」となった時にも、さっと進めてくれたりしました。

その姿はとても自然で、無理に頑張っているというより、「自分が今やること」を分かって、すっと動いている感じでした。

その様子を見て、「ああ、成長したなあ」と思いました。

小さな役割の中に見えたリーダーシップ

大きな声で目立つことだけが、リーダーシップではありません。

みんなの様子を見て、必要なタイミングで声をかけること、自分の役割を受け止めて、できることをやってみること、そういう姿の中にも、立派な成長があります。

教室の中で子どもたちを見ていると、成長はいつも分かりやすい形で現れるわけではありません。

何かが急にできるようになることもありますが、それよりも、ほんの少し前より自分から動けたとか、前より落ち着いて取り組めたとか、自分の役割を意識できたとか、そういう小さな変化の積み重ねが、やがて大きな成長につながっていくのだと思います。

小さな変化が大きな成長につながる

今日のYくんの姿は、まさにそんな一日でした。

難しくなってきた3年目のカリキュラムに集中して取り組み、得意な組み立てでしっかり作品を仕上げ、みんなの前で動かして見せてくれたこと、そして、リーダーとして自分から声をかけ、発表の時間を進めてくれたこと、そのひとつひとつは、小さなことに見えるかもしれません。

でも、その小さな変化に気づけたことが、私は本当に嬉しかったです。

子どもたちの成長は、テストの点数のように、はっきり数字で見えるものばかりではありません。

でも、レッスンの中でふと見せてくれる表情や、自分から動いた小さな一歩、自分の工夫を形にできた瞬間に、確かにその子の成長が見えることがあります。

右脳派としての自信、最年長としての少しの自覚、リーダーとして自分から動けたこと、そして自分のイメージを形にできたこと、そのひとつひとつがYくんの中で少しずつつながって、次の成長につながっていくのだと思います。

こういう小さな変化に気づけることが、私は本当に嬉しいです。

これからも、子どもたちの「できた」だけでなく、「考えた」「工夫した」「自分から動いてみた」そんな小さな成長の芽を、大切に見ていきたいと思います。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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