あまのじゃくさんが減ってきた理由を、昔の記事を読み返しながら考えてみました

こどもの未来を創る

こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズの西尾です。
とどちゃんです。

以前、当教室のブログで「あまのじゃくな子どもへの接し方」について書いたことがあります。

その記事を書いたのは、2023年3月。
https://www.keep-on-smiling.jp/b20230319/

今あらためて読み返すと、当時の私は本当に試行錯誤の途中だったのだと思います。

どう受け止めたらいいのか。
どこまで認めたらいいのか。
どのタイミングで声をかけたらいいのか。

子どもたちと向き合いながら、うまくいったり、うまくいかなかったり。
その中で、私自身も少しずつ学んでいた時期だったように感じます。

そして最近、教室で子どもたちと関わっていて、ふと感じることがありました。

「あれ、あまのじゃくさんが減ったな」

今日は、その理由を少し振り返ってみたいと思います。

以前は、まず反対の言葉が返ってくることがありました

以前は、何かを始めようとすると、まず反対の言葉が返ってくることがありました。

「やらない」
「なんで?」
「別に」

レッスンの始まりに「起立」と言うと、

「もう立ってるよ」
「なんで起立なの?」

と返ってきたり。

少し場を和ませようと思って、背筋を伸ばす体操もかねて、冗談で「キリン」と言うと、

「ぼくたちは人間やし」

と返ってきたり。

今思えば、それも子どもらしい、かわいらしい反応でもあります。

でも、そのころの私は、そういう姿を見るたびに、
「あまのじゃくやなあ」
「どう関わったらいいのかな」
と感じることがありました。

もちろん、それを少し楽しんでもいました。

きっかけは、子育て講座で学んだこと

どうして最近、あまのじゃくさんが減ったように感じるのだろう。

そう振り返ってみると、ひとつの原点として思い出したのが、5〜6年ほど前に受講した子育て講座でした。

その講座の中で学んだのは、子どもには、まず安心・安全が必要だということです。

子どもがどんなことを言っても、
大人から見ると「えっ?」と思うようなことを言っても、
それが命に関わるようなことでなければ、まずは一度受け止める。

「そうなんやね」
「なるほどね」
「そう思ったんやね」

すぐに否定するのではなく、まずはイエスで受け止めてから考える。

その姿勢が大切だと学びました。

もうひとつ印象に残っているのが、子どもを「小さな体をした、成長途中の大人」として見る、という考え方です。

子どもだからといって、大人の権威を振り回さない。
できない、知らないと決めつけない。
ひとりの人格を持った存在として関わる。

そう思うようになると、こちらの言葉のかけ方も、態度も、少しずつ変わっていきました。

相手に敬意を持って接するということですね。

褒める、認める、感謝する

その後、私は藤咲先生のもとで、褒め言葉についても学ぶようになりました。

そこで学んだのは、

褒める。認める。感謝する。寄り添う。
そして、耳を傾け、しっかり聞く、共感する。

そういった関わり方でした。

それを学び、実践していく中で、子どもたちとの関わり方が少しずつ変わってきたのだと思います。

もちろん、褒めることは大切です。

でも、ただ言葉として褒めるだけではなく、その前提となるマインドセットが、自分の中に少しずつ育ってきたのだと思います。

子どもが言ったことを、すぐに良い悪いで判断しない。
その子が今、そう感じていることを受け止める。
その子なりの考え方や反応があることを認める。

そうすると、子どもは少しずつ、

「この人は、ぼくのことを否定しない」
「ここでは、自分を出しても大丈夫」

と感じてくれるのかもしれません。

あまのじゃくに見える姿の奥にあるもの

あまのじゃくに見える子は、ただ大人を困らせたいだけではないんですよね。

本当は気になっている。
本当はやってみたい。
でも、素直に言うのは少し恥ずかしい。
失敗したくない。
大人に先回りして決められたくない。
自分で決めたい。

そんな気持ちが、反対の言葉になって出てくることがあります。

「やらない」と言いながら、実は見ている。
「別に」と言いながら、気になっている。
「そんなの知ってるし」と言いながら、本当は少し不安がある。

そういう姿は、教室でも何度も見てきました。

そこで大人が強く正そうとすると、子どもはますます身構えてしまうことがあります。

逆に、こちらが一度受け止めて、安心できる空気をつくると、少しずつ反発する必要がなくなっていくのかもしれません。

実際に、力を発揮し始めた子もいました

少し前にも、あまのじゃくさんだなと感じるお子さんがいました。

何かを言うと、まず反対の言葉が返ってくる。
こちらの言葉尻をとらえて、揚げ足取りのように反応する。

そんなやりとりが続くこともありました。

でも、その子に対しても、できるだけ肯定的に受け取るようにしました。

「そう思ったんやね」
「なるほど、そう来たか」
「それも面白い考え方やね」

そんなふうに受け止め続けていると、ある時期から、その子の力がぐっと出始めたように感じました。

あまのじゃくさんは、ある意味では言葉の魔術師です。

こちらから投げかけられる言葉に反応するために、いつも身構え、言葉を探している。
そのエネルギーが、少しずつ考える力やプログラミングに向いていったのかもしれません。

もちろん、体調や気分によってうまくいかない日もあります。

でも、安心できる関係ができてくると、子どもは自分の力を出しやすくなる。
そのことを、教室の中で何度も感じています。

昔の記事を読み返して感じたこと

今回、昔の記事を少し手直ししながら、当時の自分の文章を読み返しました。

当時の私は、理論の言葉も借りながら、なんとか目の前の子どもたちと向き合おうとしていたのだと思います。

でも、今あらためて感じるのは、当時の自分も、かなり良いところまで来ていたんだなぁということです。

まだ結果としては見えていなかった。
でも、方向としては間違っていなかった。

その試行錯誤が、今につながっている。
そんな気がします。

子どもの言葉を、まず受け止める。
その子の気持ちを、すぐに決めつけない。
こちらの正しさを押しつける前に、少し待つ。
そして、その子の中にある力を信じる。

昔の記事に書いた「ただいま試行錯誤中」という感覚は、今も完全になくなったわけではありません。

子どもたちは一人ひとり違います。
その日の体調も、気持ちも、家庭や学校であったことも違います。

だから、これで完璧という関わり方はないのだと思います。

ただ、当時よりも少しだけ、自分の中に染み込んできたものがあります。

子どもの言葉を、すぐに良い悪いで判断しない。
「この子は今、そう感じているんだ」と、まず受け止める。

その積み重ねが、教室の安心感につながってきたのかもしれません。

最近、あまのじゃくさんが減ったように感じるのは、子どもたちが変わったからだけではなく、私自身の関わり方が変わったからでもあると思います。

体験の段階から、
「ここは安心して自分を出していい場所だ」
と伝わるようになり、子どもたちが、あまのじゃく的な行動で私を試す必要が少なくなったのかもしれません。

いいところを見つける。
認める。
耳を傾ける。
安心・安全を感じてもらう。

やっぱり、安心できる空気が、子どもたちの力を引き出す土台なんだなぁと感じています。

あまのじゃくに見える姿の奥にも、その子なりの気持ちがあります。

これからも、その気持ちを大切にしながら、安心して力を出せる教室をつくっていきたいと思います。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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