集中できない日も、学びは止まっていない

こどものいいところ発見

年長さんの女の子、3年生の男の子、そしてもう一人の3年生。
いつもありがとうございます。
こどもプログラミング教室すまいる・キッズのとどちゃんです。

子どもって、その日その日で本当に変わります。
いつも同じ調子で教室に来るわけではないんですよね。

よく手が動く日もあれば、
おしゃべりが多くなる日もあります。

大人から見ると、

「今日はどうしたのかな」
「いつもならできるのに」

と思うこともあるかもしれません。

でも、集中できない日があるからといって、学びが止まっているわけではありません。

その日の子どもの状態を見ながら、どこまでなら頑張れるのかを一緒に探していく。
そこにも、大切な学びがあると感じています。

パズルが大好きな年長さんの女の子

この日の水曜日クラスには、年長さんの女の子と、小学3年生の男の子2人が参加してくれていました。

2週間ぶりに来てくれた年長さんの女の子は、少しシャイなタイプです。
最初は人見知りして、私にもあまり近づいてきません。

年齢も離れているので、自分からぐいぐいお兄ちゃんたちの会話に入っていくこともありません。

でも、3年生の男の子たちの会話の中に、自分の知っている言葉が出てくると、そっとその言葉をくり返したりしながら、楽しそうに過ごしていました。

この日の課題はパズルでした。

問題数はかなり多く、全部で約30問ほど。
スムーズに進む子でも退屈しないように、少し多めに用意されています。

その年長さんは、最後までやり切ってくれました。

1問できるたびに、「できた」と教えてくれます。

こちらが確認して、「OK」

と伝えると、スタンプを押して、また次の問題へ。

その流れを、「かんたん!」 「わかったと」ひとりごとをいいながら、どんどん続けていました。

近くでずっとサポートする必要も、ほとんどありませんでした。
少し離れたところから見守り、できたときに確認する。

それだけで、自分のペースでどんどん進んでいく姿がありました。年長さんでも、好きなことや得意なことに出会うと、こんなに集中して取り組めるんだなと、あらためて感じました。

一つひとつ確かめながら進める3年生の男の子

3年生の男の子の一人は、この日、4つのボタンを組み合わせて動かすロボットに取り組んでいました。
右、左、上下の動きを使って操作する、パンチングマシンのようなロボットです。

彼の良さは、一つひとつをしっかり確認しながら進めるところです。
急いでどんどん進めるというより、
「ここはこれで合っているかな」
「次はどうつながるかな」

と、確かめながら進めていきます。

その姿が、とても確実でいいなと感じました。

以前は、うまくいかないと、自分に対してイライラしてしまうこともありました。
完璧にしたい気持ちが強い分、思い通りにいかないと苦しくなることもあったのだと思います。

でもこの日は、落ち着いて、穏やかに取り組む姿がありました。

完璧を目指して苦しくなるのではなく、
一つひとつ確かめながら、いい塩梅で学べている。

そんな成長を感じる時間でした。

集中できない日もあった、もう一人の3年生

もう一人の3年生の男の子は、この日は少しお疲れだったのかもしれません。

暑さもあったのか、レッスンの前半はなかなか集中が続かず、おしゃべりが多く、手がお留守になる時間がありました。

普段はよく手が動く子なので、少し珍しい姿でした。

こういうときに、

「早くやろう」
「おしゃべりをやめよう」
「最後まで頑張ろう」

と何度も言い続けても、子どもによっては気持ちが苦しくなったり、ふてくされてしまったりすることがあります。

この日は、声をかけるたびに「あまのじゃく返し」が出てきました。

これは、正面から押しても難しいなと感じました。
そこで、あまのじゃくな言葉に対して、そのまま否定せずに受け止める「承認返し」をしました。

途中で、「今日は全部は難しいかもしれないな」とも感じました。

そこで、「じゃあ、今日は半分まで頑張って、残りは次にしようか」と声をかけました。すると、そこから安心したのか、おしゃべりも無くなり。集中して進められるようになりました。

しんどい中で、自分なりに折り合いをつけた姿は、本当にえらいなぁと思いました。
全部をやり切ることだけが正解ではありません。

その日の状態に合わせて、ゴールを少し調整する。
そして、できるところまで頑張る。

それも、とても大切な学びだと思っています。

受け入れると、子どもはまた動き出す

あらためて、そう感じたレッスンでした。子どもが集中できないとき、つい大人は「いつものように頑張ってほしい」と思ってしまいます。

でも、その子の今の状態をいったん受け入れて、少しだけゴールを変えてみる。
すると、また手が動き出すことがあります。
集中できない日も、学びは止まっていません。

自分の状態に気づくこと。
できるところまで頑張ること。
途中で気持ちを立て直すこと。

それも、子どもにとって大切な経験だと思っています。

レッスン後に見えた、もう一つの姿

レッスンが終わったあとに、こんな風景がありました。

3年生の男の子たちは、Robloxのゲームを始めました。
教室ではこれを「15分タイム」と呼んでいます。

レッスンが時間ぴったりに終わらなかったり、お迎えの時間に少し差があったりするので、その調整時間でもあります。

すると、年長さんの女の子が、お兄ちゃんたちの近くに行って、しげしげと画面を眺めていました。

自分から強く関わるわけではありません。
でも、興味はしっかりある。

その様子がとてもかわいらしく、印象に残りました。

その後、ゲームの時間が終わると、3年生の男の子がその年長さんの女の子と教室のサイコロを使って遊んでくれていました。そういば同じくらいの妹さんがいたなぁと思い出しました。
教室の中でも、そんな面倒見のよい一面がふっと見えました。

レッスン中の課題だけでは見えない姿。
子ども同士の関わりの中で見えてくる姿。

そういう瞬間も、教室の大切な時間だと思っています。

その日の姿の中に、ちゃんと学びがある

集中できない日があっても大丈夫です。

少ししか進まない日があっても、その中に学びはあります。
その子の今の姿を見ながら、必要な声かけを考え、安心してまた一歩進めるように関わっていく。
今日も、年長さんと3年生、それぞれの姿から、たくさんの成長を見せてもらった水曜日クラスでした。

子どもたちは、いつもまっすぐ進むわけではありません。
でも、止まって見える時間の中にも、ちゃんと育っているものがあります。

とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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