嫌いなことからすぐ逃げる子が、自ら「苦手」に挑戦し始めた奇跡の10分間

日曜日朝のちびっこロボプログラミングコースの風景 こどもの未来を創る

「うちの子、好きなことしかやらないんですよね……」 「嫌いなことからすぐ逃げちゃうんです……」

そんな風に、我が子の姿に焦りや不安を感じている保護者の皆さん。 こんにちは!子どもの得意を伸ばすプログラミング教室「すまいる・キッズ」のとどちゃんです。

お子さんの「得意」がキラキラ輝いている時って、本当にいい表情をしていますよね。 今日は、先日のレッスンで私の心がジーンと熱くなった、生徒のYくんのお話をさせてください。

読字の苦手意識と、圧倒的な「空間認識力」

Yくんは、教室のカリキュラムにある「ブロックパズル」がとにかく大好きで、もの凄く得意な男の子です。

実は、彼は文字を読むことや、プログラミング的な論理思考には少し苦手意識があります。設計図を見ながら必要な部品を集めたり、テキストの文章を読んで考え方を理解しようとしたりする場面になると、急にパワーダウンしてしまうんです。

文字を読むより、画像や写真を見て形をパッと認識する「空間認識力」が圧倒的に強いYくん。だからこそ、文章が中心の説明になると、ついつい斜め読みして飛ばしてしまい、それが余計に苦手意識を強くさせている状態でした。

そんなYくんでしたが、先日のレッスンの日は違いました。

その日は、パズルの中でも特に難しい「バランスゲーム」の回。 3年目のカリキュラムに入り、一段と難易度が上がった内容だったのですが、Yくんはもの凄い集中力を発揮して、スラスラスラッと、全40問近い課題をかなりのハイパフォーマンスで最後までやり切ったんです!

当教室では、1問できる毎に「できた!」と声をかけるルールなのですが、調子がいい時のYくんはここに最高の「どや顔」が乗ります(笑)。

「全部できた!」

最後のできたの時は、本当に自信に満ち溢れていて、最高に良い表情をしていました。

奇跡の10分間:いつも上手に避けていたタイピング

すまいる・キッズでは、パズルを早めに切り上げられた日は、後半の時間をタイピングやお絵かきの時間にあてています。特に4週目のパズル日には、タイピング強化としてその時間もしっかりとっています。

でも、Yくんは普段、このパソコンの時間もずっとブロックで遊んでいたいタイプ。なのでこの日も、なんとかタイピングをスルーして終わりたい様子でした。(当教室では、パズルをそのまま続けたい子は続けてもいいルールにしています)

とはいえ、時間が15分ほど余ったタイミングで、私は「じゃあ、タイピングしようか」と言おうとしました。 すると察しのいいYくんは、可愛く先手を打ってきます。

「先生、もう発表シート(授業の振り返りシート)書いてもいいですか?」

かわいいですね、上手に断られにくい言い方で攻めてきます(笑)。 いつもなら、そうやって上手にタイピングを避けてきたYくん。でもね、3年目に入ったので、そこは少し頑張ってもらおうと、私はこう返しました。

「じゃあ、まだ早いから、先に一応タイピングをやってからシートにしようよ!」

するとどうでしょう。 いつもならダラダラして、あの手この手の「遅延工作」を使って誤魔化すはずのYくんが、スッと姿勢を正して机に向かって準備OKです。

「1回、ホームポジション(基本の指の置き方)からやってみようか」

これまであまり練習をしてこなかったので基本も怪しいのですが、そう声をかけると、ゆっくりですが一打一打、真剣に基本の練習、そして中段の練習を始めました。

時間にして、わずか10分ほど。 でも、彼がこれほど素直に、自分の苦手だったタイピングに向き合う姿を見るのは初めてのことで、私は横で見守りながら本当に感動していました。

「やめてやる!」の危機を乗り越えて繋がった心

なぜ、Yくんはこれほど素直に苦手へ挑戦できたのでしょうか? 理由は2つあると私は思っています。

1つは、大好きなパズルを全クリして、心が「ご機嫌」でエネルギー満タンだったこと。 そして2つ目は、私に感じる安心感が増したのではないかということです。

実は少し前、Yくんが「楽しくないから教室をやめたい」と言い出した時期がありました。 普段のYくんは、誰よりも早く教室にやってきて、誰よりも遅く帰るくらい、この教室のことが大好きな子です。「それなのに、なぜ?」と不思議に思いました。

よくよく理由を紐解いてみると、ある可愛い本音が見えてきたんです。 少し先に進んでいた先輩お兄さんたちが、上のクラスで難しいプログラミングの話をしているのを、Yくんはいつも耳にしていました。「自分ももうすぐ、あの難しいことをやらなきゃいけないんだ…」と、先回りして不安になってしまった。それが「やめたい」の正体でした。

「恐らくそうだろう」と見当をつけてお母様にもお伝えし、無理に上のクラスに上げるのではなく、彼が圧倒的な強みを発揮できる「パズルのある3年目のカリキュラム」をそのまま継続することを提案しました。

お家に持ち帰って検討してもらったところ、次のレッスンでは、本人はすっかりご機嫌で「続ける!」と言って教室に入ってきてくれました。

実は少し前から、本人に「空間認識力が強い」ことを繰り返し伝えて、刷り込んでいたんです。それで自分の得意を理解して、教室内での振る舞い(下の子のお世話など)も変わってきていましたから、それが本人の自己認識ともガチッと重なった瞬間でした。

この一連の出来事の中で、Yくんの中で私に対する安心感や、信頼感がグッと増したのだと思います。 「とどちゃん先生は、僕の不安を全部わかってくれて、大好きなパズルを味方してくれた」 こんなにも明確に言語化はできていないと思いますが、きっと心でそう感じてくれていたはずです。

その安心の土台があったからこそ、今回、私からの「タイピングやってみよう」という提案が、彼の心のハードルをすんなり超えて届いたのです。

昔の嫌な記憶を、今の成長で塗り替える

ここで私が強く感じたのは、教育のとても大切な本質です。

子どもの「得意」を徹底的に認めて、しっかり褒めて、心が安定してくる。 そうすると、苦手なことにも「ちょっとやってみようかな」と思えるタイミングが、必ずやってくる。

子どもは日々、もの凄いスピードで成長しています。 手先も器用になり、理解力もついています。 ただ、「昔うまくできなかった」という嫌な記憶が残っているから、防衛本能で避けているだけなんです。

だからこそ、周りの大人がやるべきことは、無理やり苦手をやらせることではありません。

「ちょっとでもやってみよう」と思える瞬間を、大人が見つけてあげること。そして、挑戦できる安心の環境を作ってあげることです。

もし挑戦してみて、「やっぱりダメだった、難しかった」となってもいいじゃないですか。現状は何もマイナスにはなりません。 「やってみよう」と思えた、その瞬間の心の成長こそが、何よりも価値があるのです。

すまいる・キッズは、それぞれのお子さんの「良いところ」を絶対に見つけ出して伸ばす教室です。 今回のYくんのように、自分の「得意」を自分で認識し、自分の力で磨いていけるフェーズに入った子は、これから先の人生、本当に強くなります。

「うちの子の尖った強みを見つけて伸ばしてあげたい」 「苦手なことにも、焦らず挑戦できる強い心を育てたい」

そう思われた保護者の皆様、ぜひ一度、すまいる・キッズの体験レッスンに来てみませんか? 体験のお申し込みや、日々のお悩み相談は、下記の公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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