最初は教材に夢中でした。でも今、一番面白いのは子どもたちです。

こどものいいところ発見

こんにちは。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。
本屋さんに、子どものプログラミング学習の本が少しずつ並び始めたころでした。

「これ、なんやろ」そう思って、Scratchを触ってみました。
最初の感想は、「面白い!」でした。

画面の中のキャラクターが、自分の作った命令で動く。
これは子どもたちもきっと楽しいはずだ。

そう感じて、とりあえず紙ベースのテキストを作り、すぐに生徒募集をかけました。
最初の対象は中学生でした。
集まってくれたのは2名。そのうち一人は、うちの息子でした。
ところが、始めてみるとすぐに壁にぶつかりました。

何時間もかけて作った教材が、子どもたちは30分ほどで終わってしまうのです。
「あれ、もう終わったん?」そんな感じでした。

今思えば、教材のレベルと対象が合っていませんでした。
作るのも大変。
続けるのも大変。

最初に約束していた半年間を、あの手この手でなんとかやり過ごした、というのが正直なところです。

自分で教材を作り続けるのは、これはちょっと違うな。
そう感じて、一度立ち止まりました。

そんな時に出会ったのが、ロボットプログラミングの教材でした。

ブロックを組み立てる。
センサーをつなぐ。
プログラムを入れる。
そして、自分の作ったものが実際に動く。

少し触ってみると、楽しい。
いや、楽しすぎる。
完全に虜になりました。

子どものころに、金属の部品を組み合わせて遊んでいた感覚と、パソコンで命令を作る面白さがつながったような気がしました。

「これは、子どもたちにやってほしい」そう思いました。
そして、4人の小学生を対象に始めたのが、今のすまいる・キッズにつながる本格的なスタートでした。

今思い返すと、このころから少しずつ、今のすまいる・キッズにつながる考え方は始まっていたように思います。

教材はとてもよくできていました。
だからこそ、どんどん自分で読み進められる子に対して、必要以上に教え込まないようにしていました。

「先生が教える」よりも、「自分で見つける」方が楽しい。
そんな姿を見ているうちに、「教えない方がうまくいくこともあるんやな」と思うようになりました。

一方で、同じ教材でも、みんなが同じように進めるわけではありませんでした。
最初の4人の中にも、理解に時間がかかる子がいました。

今なら、もっと違うアプローチができたのにな、と振り返って思うこともあります。

また、集団の中では少し疲れやすいお子さんもいました。
その子は、お母さんと相談しながら、マンツーマンからスタートしました。

当時は「個別対応」という言葉を強く意識していたわけではありません。
ただ、その子が少しでも楽しく学べる方法を考えていただけでした。

でも振り返ってみると、それが今の教室の原点だったのかもしれません。
教材は同じでも、子どもたちは一人ひとり違います。

得意なことも違います。
つまずく場所も違います。
やる気になるきっかけも違います。
子どもたちと向き合う時間が長くなるにつれて、私の関心は少しずつ教材そのものから、子どもたち自身へと移っていきました。

今でも教材は大好きです。

Scratchも好きですし、ロボットも好きです。RobloxもJavaScriptもPythonも
AIも面白いと思っています。

でも10年以上続けてきた今、一番面白いと思っているのは、子どもたちの成長です。

よく、「今はネットにも教材があるから、それで十分では?」
と思われることがあります。

あるいは、「プログラミング教室って、教材をやらせているだけでしょう」

と思われることもあるかもしれません。
でも、私はそうは思っていません。

この10年で、子どもたちが自分の得意を伸ばし、自分の力で学び進めるように、そしてたくさんの「デキタ!」を体感できるように、工夫に工夫を重ねてきました。

教材は、その中にある道具の一つです。

この子には、今日はどんな課題が合うのか。
どんな声かけをすれば、もう一歩進めるのか。

たぶんここは読み飛ばすだろうな、と先回りして声をかける子もいます。
逆に、失敗してから自分で考え、「助けて」と言えるまで、じっと待つ子もいます。

対応は、一人ひとり違います。
これは、ただ教材を置いておけばできることではありません。

現場で子どもたちと向き合いながら、少しずつ積み上げてきたものです。
いわば、すまいる・キッズの石垣のようなものです。

そんな教室だからでしょうか。
小学校1年生のころから通ってくれていて、高校生になった今も在籍してくれている子がいます。

今、教室を手伝ってくれているスタッフの中にも、元生徒がいます。
教材だけの魅力なら、ここまで長くは続かないと思います。

子どもたちが、それぞれのペースで「デキタ!」を重ね、自分の居場所として教室に通ってくれている。それが、私にとって何よりうれしいことです。

最初は、教材の楽しさに惹かれて始めた教室でした。でも今は、子どもたち一人ひとりの成長を見ることが、一番の楽しみになっています。

体はしんどい日もあります。

でも、教室にいる時間は楽しいのです。
子どもたちを見ていると、次にやってみたいことが次々と浮かんできます。

ゲーミングPCをそろえたい。
3Dプリンターも使わせてあげたい。
本気でITを学びたい子には、もっと深く学べる機会をつくりたい。
少し疲れやすい子や、集団が苦手な子も安心して通える、ゆるやかなクラスもつくりたい。
好きなことに取り組めるクラスもつくりたい。
何かをしなければと急かされないクラスもつくりたい。

まだまだ、やりたいことはたくさんあります。
最初は教材に夢中でした。

でも今、一番面白いのは子どもたちです。
その子たちの「デキタ!」を、これからも一つずつ増やしていける教室でありたいと思います。


とどちゃん(西尾茂和)の写真

その子の持つ得意を見つけ、磨き、伸ばす、安心して学べる教室

西尾茂和(とどちゃん)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ 代表・メインインストラクター

  • 日本褒め言葉カード協会 藤井寺支部長
  • 褒め言葉トランプマスターインストラクター
  • IT業界20年以上

教室の方針 「いいところを見つけて、ほめて伸ばす」 小さな「できた!」を積み重ねて、自信と自立につなげます。

高校時代にプログラミングの面白さに出会い、大学卒業後はシステム開発やソフトウェア分野など、IT業界で20年以上の経験を重ねてきました。 技術スタッフとして顧客向けプレゼンテーションを年間100回以上担当し、「難しいことを、わかりやすく伝える力」を磨いてきました。

2012年にパソコン教室 スマイル・カフェを開業し、2015年にこどもプログラミング教室 すまいる・キッズをスタート。 こども向けプログラミング教育がまだ一般的でなかった頃から取り組み、これまでに累計約200名のお子さんの学びと成長に関わってきました。

子どものころのぼく自身は、とても繊細で、叱られている声を聞くだけでもドキドキしてしまうタイプでした。
だからこそ今は、安心できる関わりの中でこそ、人は力を発揮できると信じています。
教室では、褒める・認める・寄り添うことを大切にしながら、子どもたちが 「できた!」「もっとやりたい!」を重ねられる場づくりを続けています。

※「うちの子に合うかな?」「自信があまりないけど大丈夫かな?」という方も大歓迎です。 まずは体験で、教室の雰囲気を見に来てください。

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