自分で考える力と、困っていることを説明する力
いつもありがとうございます。すまいる・キッズのとどちゃんです。
小さい子どもたちには、レッスンの中でよく、「困ったら、とどちゃんヘルプって言ってね」と伝えています。という話は、昨日のブログでしたね。
まずは、困ったときに助けを求められること。
その空気を作ることを大切にしています。
でも、小学校高学年や中学生になってくると、少しずつ変わってきます。
ただ「助けて」と言えるだけでなく、
「何に困っているのか」
「どこまでできたのか」
「本当はどう動いてほしいのか」
「何を助けてほしいのか」
そういうことを、自分の言葉で説明する力も育てていきたいと思っています。
それは、これから大きくなる中で必要になっていく力だと思うからです。
高学年や中学生になると、困り方にも違いが出てきます。
ひとつは、自分で何とか糸口を見つけようとする子です。
いろいろ試して、コードを見直して、動きを確認して、レッスンの終わる10分前や15分前になってから、
「とどちゃん、ここがうまく動かないんです」と相談に来ることがあります。
本当は、もう少し早く言ってくれたらなぁ~と内心思います。
残り10分って、これから発表シートを書いてもらって、発表して、みんなにコメントして、コンタクトをとらなければいけない保護者さんを捕まえて……と、実はかなり頭の中では、ハツカネズミがぐるぐる輪っかを回しているくらい、いろんな段取りを考えています。
もっと早いレッスンの中盤なら、一緒に考える時間が取れます。
でも、レッスンの終了間際まで自分で考え抜いていたことも、私は大切にしたいんです。
すぐに聞くのではなく、自分で試してみる。
うまくいかなくても、もう一度考えてみる。
その粘り強さは、簡単に止めたくありません。
だから、
「もっと早く聞きなさい」とだけは言い切れないんですね。
人が作ったプログラムをその場で見て、すぐに原因を見つけるのは、実は簡単ではありません。
でも、その子が、
「こうしたかった」
「ここまでは動いた」
「ここからうまくいかない」
と説明してくれると、こちらも一緒に考えやすくなります。
その説明の中に、その子がどこまで考えたのかが見えてきます。
そして、具体的なデバッグ方法を伝えることもできます。
もうひとつは、どうしていいか分からず、完全に止まってしまう子です。
画面は見ている。
マウスも少し動いている。
でも、作品は進んでいない。
マウスを動かしているだけ、ということもあります。
この場合は、自分で考えているというより、どこから手をつけたらいいのか分からず、時間だけが過ぎていることがあります。
放っておくと、次のレッスンでも同じことの繰り返しになります。
そんな時は、こちらから早めに様子を見に行きます。
そして、「できたところまででいいから、プログラム動かせる?」と声をかけます。
すると、うまくいっていない状況を少しずつ話してくれることがあります。
そうやって、困っている場所を一緒に探していきます。
一人で考える力は、とても大切です。
でも、一人で抱え込みすぎると、学びが止まってしまうこともあります。
だから教室では、
自分で考える時間と、
一緒に考える時間。
そのバランスを大切にしています。
高学年や中学生にとってのヘルプは、ただ「助けて」と言うことではありません。
自分の困りごとを少しずつ言葉にしていく練習でもあります。
そして私は、その子が今、
自分で考えている途中なのか。
それとも、助けを出せずに止まっているのか。
そこを見ながら関わっていきたいと思っています。
プログラミングを通して育ってほしいのは、コードを書く力だけではありません。
困ったときに、自分の状況を伝える力。
そして、一人で抱え込まず、誰かと一緒に考える力。
「助けて」と言えること。
そして、「何を助けてほしいのか」を伝えられること。
その両方を、教室の中で少しずつ育てていきたいと思っています。
コメント