こんにちは。
大阪・藤井寺、羽曳野、柏原エリアのこどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。
今日もブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。
プログラミング教室というと、将来ITの仕事に就く子や、プログラマーを目指す子が通う場所だと思われるかもしれません。
もちろん、プログラミングが好きになって、ITの世界で活躍してくれる子が出てきたら、それはとても嬉しいことです。
でも、とどちゃんがすまいる・キッズで育てたいのは、ITの世界だけで活躍する子ではありません。
言葉は少し悪いかもしれませんが、どんな場所に行っても「つぶしが利く」子。
ビジネスの現場でも、研究の場でも、ものづくりの現場でも、人と関わる仕事でも、自分の考えを持ち、相手に伝え、必要な時には人やAIの力を借りながら前に進める子。
そんな、社会の中でちゃんと役に立てる力を持った子に育ってほしいと思っています。
プログラミングを学びながら育っているもの
教室の中で子どもたちは、ロボットを動かしたり、ゲームを作ったり、タイピングを練習したりしています。
でも、その時間の中で育っているのは、パソコンの操作やプログラムの知識だけではありません。
自分の考えを伝えること。
お願いの仕方を学ぶこと。
やってもらったことにお礼を言うこと。
小さな失敗をたくさんすること。
そこで腐らず、立ち直ること。
そして、ほめてもらうこと。
認めてもらうこと。
励まされて、もう一度頑張る経験をすること。
こういう経験も、子どもたちの中に少しずつ残っていくのだと思っています。
将来、その子が誰かと一緒に働く時。
誰かに力を借りる時。
逆に、誰かを支える時。
教室の中で経験した小さなやり取りが、ふとした場面でその子を助けてくれるのではないかと思うのです。
もともと、プログラミング教育が目指していたもの
小学校でプログラミング教育が必修になった時にも、よく言われていたのは「プログラマーを育てる」ということではありませんでした。
大切にされていたのは、論理的に考える力。いわゆる、プログラミング的思考です。
物事を分けて考える。
順番を考える。
組み合わせを考える。
うまくいかなければ、どこが違うのかを考えて直してみる。
もともとは、そういう考え方の根っこを育てるための学びだったのだと思います。
そして今、AIの進化によって、その先にある力が一気に現実味を帯びてきたように感じています。
それは、「何を、誰に、どこまでお願いするのか」を考える力です。
AIにお願いする力
AIにお願いする力というと、上手な文章を入力する力のように思われるかもしれません。
もちろん、伝わるように言葉にすることは大切です。
でも、私が大事だと思っているのは、もう少し上流の力です。
自分は何をしたいのか。
全体として、どんな形にしたいのか。
それを実現するためには、何を細かく分けて考えればいいのか。
その中で、どこをAIにお願いすればいいのか。
そういう視点です。
AIに「これを作って」と丸投げするのではなく、
「全体としてはこうしたい」
「その中のこの部分を整理してほしい」
「ここに、こんな仕組みがあるとうまく回りそう」
「このつなぎの部分を考えるのを手伝ってほしい」
そんな脳内ワークをした上で、アウトプットをお願いできる力です。
ただ、ここで面白いのは、その脳内ワークの壁打ち相手としても、AIはとてもいい友だちだなと痛感していることです。
だって、AIはなんでも知っていますからね。
少なくとも、世の中のデータベースにあることは。
もちろん、だからといってAIの言うことが全部正しいわけではありません。
でも、自分の頭の中にあるぼんやりしたイメージを、AIに投げかけながら少しずつ整理していくことはできます。
「これで合ってる?」
「他に考えることはある?」
「ここを分けるなら、どんな分け方がある?」
そんなふうに壁打ちをしながら、自分が本当にお願いしたいことをはっきりさせていく。
そして、最後に必要な形でアウトプットをお願いする。
これからの時代に大切なのは、AIに全部やってもらうことではなく、AIと相談しながら、自分が何をお願いしたいのかを考えられることなのだと思います。
適材適所を見抜いてお願いする力
仕事の現場では、何でも一人で抱え込むわけにはいきません。
上司が部下にお願いする。
同僚に協力をお願いする。
外注さんに仕事をお願いする。
得意な人に任せる。
そこには、ただ「やってください」と言うだけではない力が必要です。
全体として何をしたいのか。
今どこまで進んでいるのか。
どこをお願いすれば、全体がうまく回るのか。
その人に任せるのが本当に合っているのか。
そういうことを考えた上でお願いする力です。
これは、人に対しても、AIに対しても同じではないかと思っています。
AIにお願いした方が早いことがあります。
人にお願いした方がいいこともあります。
自分で考え抜いた方がいいこともあります。
現場の人や職人さんにしか分からないこともあります。
たとえば、今はまだAIが十分に拾いきれていないものがあります。
人間の指先がキャッチする、0.001mmの段差や誤差。
職人さんが、触った瞬間に「あ、これは違う」と感じる感覚。
私の現場にも、子どもたちの共同体が作るその場の空気。
子どもの表情。
声の小さな揺れ。
言葉にはなっていないけれど、確かにそこにある違和感。
そういうものも、いつかはデータとして扱えるようになるのかもしれません。
でも、今この瞬間には、人間が感じ取り、人間が判断するからこそ分かることもあります。
だからこそ、AIにお願いするところ。
人にお願いするところ。
自分で感じ取り、判断するところ。
その適材適所を見抜く力が、これからますます大事になるのではないでしょうか。
根っこがあれば、経験は積み上がっていく
子どもたちは、これから大きくなっていきます。
高校、大学、大学院、会社、研究所、いろんな現場。
進む道は、それぞれ違うと思います。
その中で、たくさんのことを学んでいくはずです。
専門的な知識も増えるでしょう。
経験も増えるでしょう。
出会う人も増えるでしょう。
AIや道具も、今とは比べものにならないくらい変わっているはずです。
でも、その時に根っこがあれば、学んだことや経験したことが、ちゃんと積み上がっていくと思うのです。
自分は何をしたくて、誰に力を借りればいいのか、そしてどうお願いすれば伝わるのか。
やってもらったことに、感謝を伝え、返ってきたものを、どう受け止めて次につなげるのか。
そういう根っこです。
それがあれば、AIに使われるのではなく、AIの力を借りて自分の考えを形にしていけるのではないか。
人に振り回されるのではなく、人と一緒に物事を前に進めていけるのではないか。
そんなふうに思います。
教室の中の小さなやり取り
すまいる・キッズのレッスンの中では、本当に小さなやり取りがたくさんあります。
自分が作ったものを説明する。
分からないところを先生に伝える。
友だちの発表を聞く。
助けてもらったらお礼を言う。
できたところをほめてもらう。
うまくいかなかったけれど、励まされてもう一回やってみる。
一つひとつは、とても小さなことです。
でも、私はその小さな経験が、将来どこかで子どもたちを助けてくれるのではないかと思っています。
ほめてもらった記憶。
認めてもらった記憶。
励まされて、もう一回頑張れた記憶。
そういうものは、その子の中に残ります。
そしていつか、その子が大きくなった時に、今度は誰かを認めたり、励ましたり、上手にお願いしたりする側になるかもしれません。
自分が受け取ったものを、次の誰かに渡していく。
そんな橋渡しができたら、教室として本当に嬉しいです。
夜中に、そんなことを考えていました
正直なところ、この先、本当にその通りになるのかは分かりません。
AIも、人との関わり方も、これからどんどん変わっていくと思います。
もしかすると、これは今、とどちゃんが夢の中で考えているようなことなのかもしれません。
だって、もう夜中の3時です。半分寝ているのかもしれません、外では雨も降ってきました。
こんな時間に、子どもたちの将来のことや、AIのことや、人にお願いする力のことを、あれこれ考えています。
でも、こんな夜だからこそ、ふと思うのです。
プログラミングを学ぶことも、伝え方を学ぶことも、お願いの仕方を学ぶことも、やってもらったことに「ありがとう」と言うことも。
ほめてもらって、認めてもらって、励まされて、もう一度頑張れた記憶も。
それはきっと、いつか子どもたちが誰かと一緒に仕事をしたり、AIに力を借りたり、誰かを支えたりする時の土台になるのではないかと。
人にもAIにも、上手に力を借りられる子に
すまいる・キッズで育てたいのは、ただパソコンが得意な子ではありません。
AIに負けない子、という言い方も少し違う気がしています。
AIにも、人にも、上手に力を借りながら、自分の考えを形にしていける子。
全体を見て、必要なところをお願いできる子。
やってもらったことに感謝できる子。
自分の得意を知り、誰かの得意も大切にできる子。
そんな子に育っていってくれたら嬉しいなと思っています。
プログラミング教室の中で起きていることは、パソコンの前だけで完結しているわけではありません。
ロボットを動かすことも、ゲームを作ることも、発表することも、お願いすることも、お礼を言うことも。
その一つひとつが、子どもたちの未来につながっていく。
そう信じて、これからも教室の中の小さなやり取りを大切にしていきたいと思います。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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