いつもありがとうございます。 藤井寺・羽曳野・柏原エリアのこどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃん(西尾)です。
教室で子どもたちを見ていると、成長は「できなかったことができるようになった時」だけに表れるわけではないと感じます。
課題が完成した。
タイピングの点数が上がった。
プログラムが思い通りに動いた。
もちろん、そうした目に見える成長もとても大切です。
でも、教室でその子の様子をよく見ていると、作品や点数には表れにくい成長もたくさんあります。
たとえば、少し待てるようになったこと。
周りの状況を少し受け止められるようになったこと。
自分で次にできることを探せるようになったこと。
一見すると小さなことに見えるかもしれません。
でも、その子のこれまでの姿を知っていると、「これは大きな成長だな」と感じる瞬間があります。
教室には、理解が早く、課題もどんどん進められる子がいます。
説明を聞くとすぐに仕組みをつかみ、作るスピードも速い。
自分ができることも、よく分かっている。
だからこそ、「できない自分」が許せなくなることがあります。
うまくいかない。
思ったように進まない。
自分ならできるはずなのに、できない。
そんな時に、気持ちの中にストレスがたまって、思わぬ形であふれてしまうこともあります。
また、できる子ほど、先生や大人に「見てほしい」という気持ちが強く出ることがあります。
「できたよ」
「見て」
「次は何?」
「これでいい?」
本人がわがままを言っているつもりではありません。
ただ、自分の中にある「できる力」や「頑張った自分」を、ちゃんと見てほしい。
そんな気持ちが、自然と前に出てくるのだと思います。
そういう子は、いろいろなことに挑戦します。
タイピング練習でも、少しでも上の級に近い問題に挑戦してみる。
大人が取り組むような内容にも一生懸命向かってみる。
いい点数が出たら、「見て」と伝えたくなる。
その姿は、とても前向きです。
ただ、挑戦する力が強い分、時には時間いっぱいまで幅広く練習しすぎてしまい、本番の時には少し疲れてしまうこともあります。
がんばりたい。
いいところを見せたい。
もっとできるはず。
もっと挑戦したい。
その気持ちが強いからこそ、自分でも気づかないうちに、力を使いすぎてしまうことがあるのだと思います。
以前は、その負けず嫌いな一面を、お母さんが少し心配されることもありました。
それは決して悪いことではありません。
負けず嫌いだからこそ頑張れる。
見てほしい気持ちがあるからこそ、前に進める。
「できるようになりたい」「もっとやりたい」という気持ちは、その子の大切な力です。
ただ、そのエネルギーが強い分、自分のペースでどんどん進みたくなることもあります。
早くできるから、次に行きたい。
少し面倒だなと思うところは、飛ばして進めたくなる。
先生に見てほしい。
自分の今を受け止めてほしい。
そんな気持ちが、自然と前に出ることがありました。
でも最近、その子の中に小さな変化が見えてきました。
この日のレッスンでは、ボタン操作で車が左右にギザギザと進むプログラミングに取り組みました。
仕組みをすぐに理解し、短い時間で完成させることができました。
その後は、PowerPointを使った自由制作に入りました。
しりとりをしながら、その言葉に合う画像を検索して、画面に追加していく作業です。
楽しそうに画像を探しながら、時間を忘れるくらい集中していました。
自分の中で面白さを見つけて、どんどん進めていく姿がありました。
その途中で、私がほかの小さな子のサポートに入る場面がありました。
「ちょっと待ってね。小さい子がまだだから、少しだけ待っててね」
そう伝えると、以前ならすぐに、
「次は?」
「何をしたらいい?」
「見て」
となっていたかもしれません。
でも、その日は素直に受け止めてくれました。
そして、自分でできることを探しながら、落ち着いて過ごしてくれました。
これは、ただ静かに待てたというだけの話ではありません。
自分の「見てほしい」という気持ちを持ったまま、周りの状況も少し受け止められたということです。
自分のペースで進みたい気持ち。
もっと見てほしい気持ち。
できることをどんどんやりたい気持ち。
挑戦したい気持ち。
その気持ちは、今もその子の中にあります。
そして、それはその子の大切な力でもあります。
でも、その力が少しずつ、自分だけのペースから、周りと一緒に過ごす力へと広がってきている。
そこに、大きな成長を感じました。
子どもによっては、落ち着いたお兄さん・お姉さんのような子たちの中で過ごすことで、ぐんと伸びることがあります。
自分を否定されず、でも必要以上に振り回されることもなく、周りが自然に受け止めてくれる環境。
そんな環境の中で、その子の持っているエネルギーが、よりよい形で伸びていくことがあります。
教室の中では、いつも理想通りの環境を用意できるわけではありません。
たくさんの子が同じ時間に学んでいます。
年齢も性格も、進み方もそれぞれ違います。
だからこそ、その中で少し待てたこと。
小さな子のサポートをしている時間を受け止められたこと。
自分でできることを探して過ごせたこと。
今日はそこを、しっかり評価してあげたいと思いました。
子どもたちの成長は、作品の完成や点数だけでは見えません。
「待てた」
「受け止められた」
「自分で次のことを探せた」
「周りの状況を少し見られた」
そういう小さな変化の中にも、その子らしい成長があります。
負けず嫌いなところも、見てほしい気持ちも、できる力も、挑戦したい気持ちも、全部その子の大切な個性です。
その個性をなくすのではなく、少しずつ周りと調和しながら使えるようになっていく。
教室では、そんな目立ちにくい成長も、しっかり見守っていきたいと思っています。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
体験レッスンをご希望の方はこちらからご確認ください。
コメント