シニア向けAI講座で見えた、子どもたちにも必要なAI活用の力。AIに任せるだけでなく、自分で考え直す力を育てます。
「えっ、こんなに簡単に作れるんですか」
今日のシニア向けAI講座で、参加された方からこんな声があがりました。
使ったのは、Copilot。
お願いしたのは、町内会の清掃案内文づくりです。
「7月20日に地域の清掃活動を行うので、案内文を作ってください」
まずは、それだけをAIに伝えました。
すると、日時、集合場所、持ち物などが入った案内文のたたき台が出てきました。
しかも、7月という季節をふまえて、熱中症対策のことまで入っていました。
もちろん、そのまま完成ではありません。
町内会名、集合場所、ゴミを集める場所など、AIには分からない「その場の当たり前」があります。
それでも、真っ白な画面を前にして「何から書こう」と悩む時間は、かなり短くなります。
その画面を見ながら、こんな声も出ました。
「こういう文書を作りたくて、パソコン教室に通い始めたんや」
「会社で、自分が作った文例集が出回っていたことがあります」
昔はスタッフに文章のたたき台を作ってもらい、自分が何度も確認して仕上げていた。
そんな思い出話にも花が咲きました。
それを聞いて、今のAI活用とよく似ていると感じました。
昔は、人がたたき台を作っていた。
今は、AIがたたき台を作るようになってきた。
でも、最後に考えるのは人。
そこは何も変わっていません。
AIが作るのは、あくまで「型」です。
そこに、自分たちの事情を入れる。
言葉を直す。
伝わる形に整える。
本当に言いたいこと、伝えたいことを持っているのは、人です。
これは、子どもたちのAIプログラミングにもつながっています。
実際に、当教室ではAIを使ってオリジナルゲームづくりに取り組む子もいます。
ある子は、「10枚ポーカー」という新しいポーカーゲームをAIと一緒に作りました。
普通のポーカーとは違い、手札が10枚あります。
そうなると、役の考え方も変わります。
どんな役を作るのか。
その役をどう判定するのか。
コンピューター対戦なら、どんな判断をすればゲームらしく見えるのか。
形にしようとすると、具体的に考えることが出てきます。
AIに相談し、案を見直し、何度も調整しながら、思い描いていたゲームの形に近づけていきました。
また、新しいタイプの将棋ゲームを作った子もいます。
駒の種類も動きも、これまでにない斬新なゲームでした。
駒の動きが変わると、ルールも変わります。
ルールが変わると、ゲームのバランスも変わります。
そこでも大切なのは、AIに作ってもらって終わりにしないことです。
自分はどんなゲームにしたいのか。
このルールで面白くなるのか。
もっと遊びやすくするには?
考え続けることが、学びになります。
AIに答えを出してもらうことではなく、その返答を自分で考え直す力です。
シニアの皆さまにとっては、町内会の案内文が身近な入口。
子どもたちにとっては、ゲームが身近な入口になります。
入口は違っても、学びの本質は同じです。
AIが作るのは型。
最後に考え、言葉にし、形にするのは人です。
シニアの皆さまには、シニアの皆さまに合った形で。
子どもたちには、子どもたちの形で。
身近なことから試し、分からないところを確認し、自分のペースで少しずつ使えるようにしていく。
その力を、これからの学びの中で育てていきます。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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