生徒さんが、ニヤッとはにかむように笑いました。
その表情を見た瞬間、
「この子、今、本質をつかんだな」
と確信しました。
難しい問題に取り組んでいても、見方が変わるだけで、こんなにも表情が変わるのだと改めて感じた瞬間でした。
2回目の挑戦で、結果が大きく向上
今日のレッスンでは、Pythonのプログラミング能力検定レベル6の対策に集中して取り組みました。
同じ問題に2回挑戦すると、1回目よりも2回目の結果が大きく向上しました。
間違えたところを確認し、すぐに次の挑戦へ生かす。
短い時間の中でも、確かな成長を見ることができました。
たくさんのコードを前に、手が止まる
Pythonの検定では、すでに書かれているプログラムを読み、文法や処理に誤りがあるかどうかを判断する問題が出されます。
レベル6では、2つのプログラムについて、それぞれが正しいか間違っているかを考え、「正・正」「正・誤」などの組み合わせを4つの選択肢から選ぶ問題も多くあります。
初めて挑戦する子どもにとっては、並んでいるコードの量だけで難しく見えます。
すべてを最初から理解しなければならないと思うと、どこから見ればよいのか分からず、手が止まってしまいます。
レッスンの最後に、私はこう声をかけました。
「このテストって、間違い探しだって分かる?」
すると、生徒さんはニヤッと笑いました。
「難しい問題」が「違いを探す問題」に変わる
プログラム全体を一から理解しようとすると、とても難しい問題に見えます。
けれど、正しい文法と比べながら、
「どこが違うのか」
を探す問題だと考えると、見る場所がはっきりします。
記号が違っていないか。
数字や文字が入れ替わっていないか。
似ている処理と、どこが異なるのか。
小さな違和感を一つずつ探していくことで、難しいプログラムの問題が「違うところを見つける問題」に変わります。
問題そのものは変わっていません。
変わったのは、問題を見る角度です。
答えを教えるより、見方を伝える
子どもが問題に困っている時、答えを教えれば、その問題は早く終わります。
しかし、それだけでは次の問題で、また同じように困ってしまいます。
今回伝えたのは、答えではありません。
問題を見るための視点です。
どこが違うのか。
何が原因なのか。
正しいものと比べられないか。
一度この考え方に気づけば、別の問題にも使えるようになります。
こうした見方は、プログラミングだけでなく、勉強や日常の中で問題に出会った時にも役立つ力です。
「分からない」を小さくする一言
「分からない」と感じた時に必要なのは、もっと頑張ることだけではありません。
問題を小さくしたり、見方を変えたりする一言が、次の一歩につながることがあります。
今日の、
「このテストって、間違い探しでしょ」
という言葉も、その一つでした。
生徒さんがニヤッと笑ったのは、これから何を見ればよいのかが、はっきりと分かったからでしょう。
学ぶための視点をつかみ、問題の本質をしっかりと捉えた瞬間でした。
この視点があれば、ここからさらにぐんぐん伸びていきます。
子どもが自分の力で答えに近づけるように、これからも答えを先に渡すのではなく、考えるための足場となる言葉を届けていきます。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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