説明を飛ばす子どもの学び方に隠れた可能性
子どもに「ちゃんと説明を読んで!」と言ったことはありませんか?
ページをパラパラとめくって、すぐに作業を始める姿を見ると、「本当に分かっているの?」と心配になることもありますよね。
けれど、そこにはその子なりの学び方が隠れているのかもしれません。
読んでいないようで、つかんでいる
今日のレッスンで、テキストを一文ずつ丁寧に読むよりも、ページ全体をざっと見て、すぐに作業を始めるお子さんがいました。
見出しや図、目立つ部分を拾いながら進めています。
説明を読み飛ばしている姿を見ると、「本当に分かっているの?」と心配になることがあります。
でも、そのお子さんは大切なポイントをしっかり押さえ、課題を早く完成させました。
実は、全体を素早くつかみ、必要な情報を直感的に見抜いていたのかもしれません。
すべてを同じ重さで読もうとすると、何が大切なのか分からなくなったり、読むだけで疲れたりする子もいます。
「ここが大事そう」と当たりをつけることも、一つの力です。
まず作って、困ったら戻る
学び方は、子どもによって違います。
最初から最後まで説明を読み、納得してから始める子もいます。
一方で、まず大まかに見て作ってみる子もいます。
うまくいかなければ、原因がありそうな場所へ戻り、必要な部分を詳しく読み直します。
まず試す。
結果を見る。
違っていたら直す。
もう一度試す。
これは「試しながら学ぶ」方法です。
アジャイル的な学び方
プログラミングの世界では、最初からすべてを完璧に決めず、まず小さく試して、結果を見ながら少しずつ進める「アジャイル」という考え方があります。
今回のようにゴールが決まった教材は、本来のアジャイル開発とは少し違います。
それでも、まず作り、確かめ、必要なところへ戻る進め方は、子どもたちが試しながら学ぶ姿に似ています。
実際に動かしたからこそ、読むべき場所が分かることもあります。
自由な制作では、試して直す途中で新しいアイデアが加わり、最初に考えていたものとは違う作品へ育つこともあります。
AIを使ったプログラミングでも、返ってきた提案が自分の意図と少し違うからこそ、思いがけない発想につながることがあります。
「違う」で終わらせず、面白い部分を拾って次へつなげる。これも、作りながら考える楽しさです。
とどちゃんも、まずやってみるタイプ
実は、私も子どもの頃から「まずやってみる」タイプでした。
説明書を一文ずつ読むよりも、まずパラパラと全体を見て、大まかに理解してから動きます。
失敗もたくさんしました。
だからこそ、どこを大づかみにしてよいのか、どこは慎重に読むべきなのか、その勘どころを少しずつつかんできたのだと思います。
説明を飛ばしているように見える子どもを見た時には、すぐに「ちゃんと読んで!」と言うのではなく、
「この子は、どうやって理解しているのだろう?」
と考えてみてください。
そこには、その子ならではの学び方や才能が隠れているかもしれません。
その才能に気づくことが、子どもの可能性を広げるきっかけになるはずです。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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