JavaScriptを学ぶはずが、気づけばCPUやC言語の話にまで広がっていた4日間。
そんな脱線だらけの講座が、実は一番深い学びにつながる時間でした。
申し込みは1名。だからこそ楽しみになりました
今回のJavaScript4日間集中講座は、定員4名で募集していました。
申し込みは1名。
そして、その1名が、この3月までロボット講座に通い、4月から高専生になった元生徒でした。
結果的には、4日間ずっとマンツーマン。
でも私は、それが分かったときから楽しみでした。
もともとPCへの興味が強く、自分でパソコンを組み立てるほど。
幅広くいろいろなことに興味を持つタイプで、この春からは高専で機械工学を学んでいます。
そんな子とマンツーマンなら、
「ここ、もっと掘れるな」
「この話にもつなげられるな」
と、こちらもどんどん話を広げられます。
本人が興味を持った瞬間に、そのまま深く突っ込んでいける。
どんな4日間になるのか、私自身も楽しみで仕方ありませんでした。
JavaScriptだけでは終わらない
もちろん、講座の中心はJavaScriptです。
基本的な書き方から始めて、実際にコードを書きながら進めていきました。
でも、相手はもともとPCや機械への興味がとても強い高専生。
当然のように、話は教材の外へ広がっていきました。
例えば、配列の「push」や「pop」を扱ったとき。
単に、
「これは配列の末尾にデータを追加する」
「これは配列の末尾からデータを取り出して、同時に削除する」
という説明だけでは終わりません。
そこから、
先に入れたものから取り出していく考え方。
後から入れたものから先に取り出していく考え方。
そんなデータの扱い方の話にも広がりました。
さらに、
「こういう考え方って、もっとコンピュータの中の方にも出てくるんだよ」
と、CPUの命令や内部でのデータ処理の話へ。
JavaScriptの配列を勉強していたはずなのに、気づけばCPUの話をしている。
でも、私はこういう脱線が大好きです。
C言語、そして機械制御へ
彼が今学んでいるのは機械工学です。
これからエンジンの仕組みなどについても学んでいくという話から、機械を制御するプログラムの話にも広がりました。
機械の制御では、1/1000秒単位のような細かなタイミングを扱うこともあります。
そこで、そうした制御の世界ではC言語がよく使われていることや、JavaScriptとはまた違ったプログラミングの世界があることも話しました。
JavaScriptから、
配列へ。
データの扱い方へ。
CPUへ。
C言語へ。
そして機械制御へ。
一見すると、ずいぶん脱線しています。
でも、全部どこかでつながっているんですよね。
そして何より、本人が、
「それ、面白い」
と興味を持ったその瞬間に話を広げるから、知識と知識がつながっていく。
こういう時間こそ、学びの面白さなんじゃないかなと思います。
教材も4日間で育っていきました
実は今回、4日分の教材を最初に全部作って、その通りに進めたわけではありません。
その日のレッスンが終わると、
「今日ここに興味を持っていたな」
「ここは、もう少し深く説明したら面白そうだな」
「次はこの話にもつなげてみよう」
と考えながら、毎回、次回分の講座資料を加筆して準備していました。
だから、本人の興味が広がると、次の教材も広がっていく。
またそこから新しい疑問が生まれて、次の話につながっていく。
受講する子の好奇心に合わせて、講座そのものも一緒に育っていったような4日間でした。
これができたのも、今回はマンツーマンだったからこそだと思います。
昔は一緒にロボットを作っていたのに
そして私にとって、もう一つうれしかったことがあります。
彼は、この3月まで教室のロボット講座に在籍していました。
その子が高専生になり、
今度はJavaScriptを一緒に書きながら、
CPUの話をしたり、
C言語の話をしたり、
これから学んでいく機械工学や制御の話をしたりしている。
考えてみれば、ずいぶん話す内容が変わりました。
昔はロボットを作りながら、
「これ、どうやったら動くんだろう?」
と考えていた子が、
今ではコンピュータの中の仕組みにまで興味を広げている。
学ぶ内容はどんどん高度になっていきます。
でも、
「これって、どうなっているんだろう?」
という好奇心は、昔からずっとつながっているように感じます。
脱線こそ、学びの宝庫
学校の授業や決められたカリキュラムでは、時間もありますから、なかなかこんなに脱線ばかりしてはいられません。
でも、
「それってどういうこと?」
と興味を持った瞬間に、
「実はね……」
と横道へ入ってみる。
その先で、今学んでいることが、以前学んだことや、これから学ぶことにつながっていく。
そんな脱線は、決して無駄ではないと思います。
むしろ、
「あれとこれって、つながってるんだ!」
と気づいた瞬間に、学ぶことは一気に面白くなる。
今回は定員4名の講座に、参加者は1名でした。
でも、その1名だったからこそ、できたことがたくさんありました。
JavaScriptからCPUへ。
C言語へ。
そして機械工学へ。
本人の好奇心についていったら、予定していたところからずいぶん遠くまで来ていました。
そして私も、
「次は何の話まで広がるかな」
と楽しみながら、毎回次の教材を作っていました。
4日間のJavaScript集中講座。
たくさん脱線しました。
でも、その脱線こそが、
今回の4日間を一番面白くしてくれたのかもしれません。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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