キラキラの10円とどや顔の秘密。ロボット制作で見えた自信のカタチ

こどもの未来を創る

今日のHくんは、ロボット制作に挑戦。

同じ10円玉なのに、ロボットの反応が違う。

そんなちょっとした仕掛けに戸惑いながらも、最後には満足そうなどや顔で帰っていきました。

その顔には、

「できた!」

という自信があふれていました。

同じ10円玉なのに、反応が違う?

今回取り組んだのは、「ブロック振り分けロボット」。

発展課題として、1円玉と10円玉を振り分けるプログラムに挑戦します。

このロボットは、赤外線を当て、その反射の違いを利用して判別します。

ここで私は、いつもちょっとした仕掛けを入れます。

用意する10円玉は2種類。

一つは、使い込まれて少し黒ずんだ10円玉。

もう一つは、ピカピカ、キラキラの10円玉です。

同じ10円玉なのだから、当然同じように判別できそうですよね。

ところが、ピカピカの10円玉では赤外線の反射が大きく変わり、思っていたのとは違う数値が出ることがあります。

すると、

「あれ?」

となるわけです。

ちょっとした「うまくいかない」が理解を深める

もし最初から、1円玉と黒ずんだ10円玉だけを使って、

「はい、きれいに振り分けられました!」

で終われば、それはそれで成功です。

でも、そこにキラキラの10円玉が入ると、

「同じ10円玉なのに、なんで?」

という疑問が生まれます。

そこで初めて、

このロボットは「10円玉だから」と判断しているわけではない。

赤外線がどのくらい反射したのかという数値を見て判断している。

という仕組みが、より強く印象に残ります。

ただ答え通りに動かすだけではなく、

「なぜ、こうなったんだろう?」

と考える。

私は、こういうちょっとした“引っかかり”も、学びには大切だと思っています。

最後までやり切ったHくん

今日のHくんは、スタッフのサポートも受けながら、黒ずんだ10円玉と1円玉をしっかり振り分けられるところまで完成させました。

そしてレッスンが終わったあと。

スタッフの記録を見ると、

「よくできた!という感じのどや顔で帰っていきました」

と書いてありました(笑)。

私はその場面を直接見ていなかったのですが、この一文を読んで、なんだかすごくうれしくなりました。

まず、そんな表情までちゃんと見てくれているスタッフ。

いいところを見てくれているなぁと思いました。

そして何より、

Hくん自身が、

「今日の自分、よくできた!」

と感じながら帰れたこと。

これって、とても大切だと思うんです。

自分で自分を褒められる子は強い

誰かに、

「すごいね!」

「よく頑張ったね!」

と言ってもらうことも、もちろんうれしいことです。

でも、

「今日は自分、頑張ったな」

「ちゃんとできたな」

と、自分自身で感じられることも大きな力です。

今日はスタッフのサポートを受けた部分もありました。

それでも、自分で考え、最後まで取り組み、しっかり完成させた。

だからこその、あのどや顔だったんでしょうね。

こういう小さな成功体験が積み重なると、

「自分はできる」

「次もやってみよう」

という自信につながっていきます。

そして知識や技術がさらに身についてきたとき、

自分の得意なことを自分で認められる子は、そこからどんどん自分を磨いていけるのではないでしょうか。

今日のどや顔の、その先へ

キラキラの10円玉で、

「なんで?」

が生まれた。

そこから仕組みを知った。

そして最後までやり切って、

「できた!」

というどや顔で帰った。

今日のHくんの中には、

知識だけではなく、

「自分でやり切った」という小さな自信

も残ったんじゃないかなと思います。

今日のどや顔。

見たかったなぁ(笑)。

でも、その表情が目に浮かぶようなスタッフのレポートを読みながら、

今日もまた一つ、

いい「できた!」が生まれた一日だったなと思いました。

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