日曜日、たった3人で始まったバトルビートルバトル。
でも、その3人が先生の想定を超える最高の競技会を作り上げたんです。
今回の教室内競技会「バトルビートルバトル」の参加者は3人。
そこで今回は、いつもの対戦だけではなく、3つの競技を用意しました。
そして、できるだけ細かいヒントは出さない。
子どもたち自身で、
「どうしたらうまくいく?」
「もっといい方法ないかな?」
と考えてもらうことにしました。
すると最初の競技から、
いきなり先生の想定を超えてきました。
先生の想定、いきなり突破(笑)
最初の競技は、高さの違う3本の木の上にあるブロックを、ロボットの角を使って落としていくゲームです。
「木そのものを押し倒したら0点」
というルールだけは決めていました。
すると子どもたちは、木を倒すのではなく、
角で木を叩いて揺らし、上のブロックを落とす
という想定外の攻略法を発見!
その発想に思わず、
「なるほど、そう来たか!」
と感心しました。
しかも、一人が見つけると他の子もすぐに取り入れて、あっという間に全員が攻略。
そこで、その発想はそのまま認めつつ、少しだけ難易度を上げて競技を続けることにしました。
今回は、3人にそのまま任せてみました
この競技会は、もともと子どもたち自身で運営する部分を多めに作っています。
これまでは、中学生から小学3、4年生くらいまで年齢の幅があることも多かったので、
リーダー役。
タイマー役。
結果を記録する役。
といった形で、ある程度役割分担をしてもらっていました。
でも今回は3人。
しかも3人とも、自分の意見をしっかり言える子たちです。
なので、
「みんなで話し合って決めてね」
とだけ伝えました。
ロボットをいつ改造するのか。
何回戦やるのか。
ルールをどうするのか。
必要なことが出てくるたびに、3人で相談して決めていきました。
「いつ改造する?」まで自分たちで決める
すると、本当に自分たちでどんどん進めていきました。
「次、いつロボット改造する?」
「ここで一回変える?」
「みんなどうしたい?」
そんなふうに相談が始まります。
こちらが、
「次はこれをしてください」
と指示する場面は、ほとんどありませんでした。
そして2つ目の競技、メインのバトルビートルバトルへ。
本当は総当たりで3回戦くらいやる予定でした。
ところが、これが思った以上に面白かったようで、
「もう一回やろう」
「まだやりたい」
となり、
気づけば6回戦。
その結果、
こちらが準備していた3つ目の競技は、やらないまま終了しました。
用意した通りに進まない。でも、それが面白い
考えてみれば、
こちらは3つの競技を準備していました。
でも実際は、
1つ目の競技では想定外の攻略法を見つけられ、
2つ目の競技では自分たちで回数を増やし、
3つ目はやらない。
用意した通りには、
全然進みませんでした(笑)。
でも、
それがすごく良かったんです。
こちらが決めた通りに進めるのではなく、
子どもたち自身がその場で考えて、
「こうしたい」
「こっちの方が面白い」
と意見を出しながら、競技会そのものを変えていく。
そんな姿を見ることができました。
一番年下の子が、一番リーダーシップを取っていた
もう一つ面白かったのが、
3人の中で一番リーダーシップを取っていたのが、一番年下の子だったことです。
年上だからリーダーになる。
経験が長いから仕切る。
そういう感じではなく、
必要な場面になると自然に、
「じゃあ、こうしよう」
と声を出していました。
みんなの意見を聞きながら、競技を進めていく。
そして、その子が最後には優勝。
これもまた面白い結果になりました。
子どもたちを見ていると、
年齢だけでは分からない役割や強さが出てくることがあります。
誰かに、
「あなたがリーダーね」
と決められなくても、
必要な場面で自然に前に出る。
そういう姿を見るのも、こうした競技会の面白さだと思います。
任せると、ちゃんと考える
今回あらためて感じたのは、
子どもたちは、任せるとちゃんと考える
ということです。
こちらが全部ルールを決めて、
進め方を決めて、
改造する時間まで決めてしまえば、
競技会はもっときれいに進んだかもしれません。
でも、
「みんなで話し合って決めてね」
と余白を渡すと、
自分の意見を言う。
人の意見を聞く。
どうするか相談する。
みんなが納得できる形を探す。
そんなことが自然に起こります。
しかも今回は、
先生が考えた攻略法より、
子どもたちが考えた攻略法の方が一枚上でした(笑)。
3人だったからこそ、できた競技会
今回は参加者3人。
でも終わってみると、
3人だったからこそ、
一人ひとりがしっかり意見を出して、
自分たちで相談して、
競技会そのものを自分たちで作っていく時間になりました。
用意された競技に参加するだけじゃない。
攻略法を考えて、
ルールも考えて、
改造のタイミングも決めて、
「もっとやりたい」から回数まで増やす。
気づけば、
先生が用意したバトルビートルバトルではなく、
3人でつくったバトルビートルバトル
になっていました。
先生の想定は、あっさり突破。
でも、
こういう想定外なら大歓迎です。
子どもたちが自分で考えて、
自分で決めて、
自分たちで楽しくしていく。
今回もまた、
教えるだけでは見えない子どもたちの力を、
たくさん見ることができた競技会になりました。
すまいる・キッズでは、プログラミングを通して、子どもたちの「できた」「考えた」「伝えられた」を大切にしています。
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