子どもが「助けて」と言えないときに大切にしたいこと
教室の風景|2026年2月21日(土)
ここに本文を入れる。2026年2月21日
手を払う子、ヘルプを言える子 ― どちらにも「生きる力」の芽があります ―
いつもありがとうございます。 子どもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃん(西尾)です。
特に、低学年クラス(ちびっこロボットプログラミングコース【自考力キッズ】)の
レッスンをしていると、子どもたちは同じように見えても、実はそれぞれ違う「困り方」をしていることを感じます。
とても悩んで行き詰まっている様子を見ると、
ついこちらも
「こんな風に考えたらいいよ」
とヒントを渡したくなります。
そして、子どものブロックに少し手を伸ばした瞬間に――
パッと手を払いのけられることがあります。
…結構あります。
そして不思議と(いえ、ほぼ確実に)男の子です。
けれど、ぼくはこういう子のことが、実は大好きです。
「自分でどうにかしたい」気持ちが強い子
手を払う子は、言い換えると
「自分でやりたい」
「自分でなんとかしたい」
という気持ちが、人一倍強いのだと思います。
だからこそ、そんなやり取りがあった後は、ぼくはあえて手を出さずに眺めるようにしています。
そして、しっかり観察するようにしています。
この「自分で突破したい」というエネルギーは、将来きっと大きな武器になります。
仕事でも、勉強でも、スポーツでも、粘り強さは積み重なっていくからです。
「ヘルプ」を言える子も、とてもすごいです
一方で、上手に
「ここが分からないです」
「テキストを読んで見たけど、わからない」
「この通りにやっているけどうまく動かない」
と、言葉にできる子もいます。
そして、そんな風に「教えてください」
「とどちゃんヘルプ」
と言えたとき、ぼくはそれも本当にすごいと思っています。
自分の弱いところを見せながら、ただ「困った」と言うだけではなく、
「何を助けてほしいのか」を言葉にできる。
それは、とても大切な才能です。
将来は「助けてもらう力」も必要になります
大人になっても、すべてのことが自分一人でできるわけではありません。
だからこそ、できること・できないこと、得意なこと・苦手なことを見極めて、
- ちゃんと助けてもらう
- 「ここがわからない」と伝える
- 「こんなふうに分からないです」と説明する
こうした力は、生きていく上でとても大切だと思っています。
得意な部分を人に任せるという意味でも、重要な力です。
手を払う子の中に、宝が隠れていることもあります
ただただ頑固に手を払いのけるような子は、もしかすると
「自分が何ができて、何ができないのか」を理解していたり、
「すごく頑張ったらできた」という自信を持っていたり、
あるいは、隠れた才能や突破口を探す力があったりするのかもしれません。
そう思うと、手を払うという行動の奥に、いろいろな可能性が見えてきます。
ただ、できない自分を責めすぎてしまう子もいます
ただひとつ、気になることもあります。
あまりにもできなくて、時々、自分を責めてしまう子がいることです。
程よい範囲であれば、「なにくそ!」という気持ちが原動力になることもありますし、
そうやって頑張っていく子もいると思います。
とはいえ、すべてのことを何でも自分だけでできるわけではありません。
人は助け合いながら生きていきますし、社会の中で自分の役割を見つけて生きてゆきます。
だからわたしは、困ったときにヘルプを伝えやすい、空気づくりを大切にしています。
たとえば、ご調子がいいときや、レッスンの最初に、
「困ったときはなんて言えばいい」
「とどちゃんヘルプ」 っていうやり取りをしています。
合言葉みたいにして、みんなで一度声に出してみるのです。
そうしておくと、いざ本当に困ったときに「助けて」が言いやすくなります。
助けてもらうことが特別じゃない、恥ずかしいことじゃない、という空気ができてくるのだと思います。
「なにくそ!」と思って頑張る力も大事ですし、上手にヘルプを求めることも大事です。
一方で、安易に「何でも助けてください」と言うことが正解とも限りません。
そのバランスが難しいからこそ、ぼく自身も試行錯誤しながら、子どもたちを見守っています。
何でも教えるのが正解ではありません
何でもかんでも教えるのが正解ではありません。
本人が自分で気づいたときこそが、やはり本人の力になります。
「できた」という感動が記憶に定着して、
心にしっかりと自信が育っていくのだと思います。
そのバランスを考えながら、一人ひとりの性格を見て、今日も子どもたちと向き合っています。
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
「助けて」と言えることは、簡単そうに見えて、実は大人でも難しいことがあります。
ぼく自身も、社会人になってから長いあいだ「頼る」「任せる」が苦手でした。
次回は、その頃の困り感と、いまの教室での声かけにつながった話を書いてみます。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ
代表・メインインストラクター
一般社団法人 日本褒め言葉カード協会
藤井寺支部長
褒め言葉トランプマスターインストラクター
西尾茂和(とどちゃん)です。

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