教室日誌|2026年3月7日(土)
こんなに変わるか…
イモムシがさなぎになり、
蝶になるような変化でした。
こんにちは。
藤井寺のこどもプログラミング教室
すまいる・キッズのとどちゃん(西尾)です。
子どもたちを見ていると、
あらためて感じることがあります。
それは、
自分の得意なことを
わかってもらえたとき、
子どもは大きく伸びる
ということです。
今日は、
Yさんの変化について
書いてみたいと思います。
Yさんは、
得意なことと苦手なことが
かなりはっきりしている
お子さんです。
それと、その日の気分も、いい時と、よくない時が…
これまでの様子を見ていると、
整理整頓しながら片付けること、
ロボットの部品を集めること、
そしてプログラミングのように
論理的に考えて、パソコンに向かって
何かを作っていくことには、
しんどさが出やすいところが
ありました。
その子のキラキラの得意を発見
その一方で、
空間認識力を使うパズルや、
複雑なロボットの組み立てでは、
本当に驚くほどの力を発揮します。
形をとらえる力、
立体を頭の中で組み立てる力、
そして手を動かす速さ。
そのどれもが高く、見ていて
「キラキラに輝いている」と感じる場面が
何度もありました。
実際にとどちゃんでは
立体系のパズルでは、かないません
たとえば、
ロボットの組み立ての中には、
化学物質の構造で鏡像異性体のように、
左右が鏡合わせになった
対称形の部品を作る場面が
あります。
見た目は似ていても、
向きが少し違うだけで
完成しないこともあるため、
ここで混乱する子も
少なくありません。
けれどYさんは、
そうした違いを感覚的に
よくつかんでいて、
迷うことなく
次々と組み立てていきます。
このあたりにも、
Yさんの高い空間認識力が
よく表れているように感じます。
そこで、こちらはYさんの
得意な部分にしっかり目を向け、
意識して褒め続けました。
「ここがすぐわかるんや、すばらしい」
「組み立てる力が高いね」
「こういうところ、
ほんまに得意やななぁ」
そんなふうに伝え続けていくと、
Yさん自身も少しずつ、
「ここが自分の得意なんだ」
と感じ始めたようでした。
すると、
表情がどんどん明るくなり、
取り組み方にも
はっきり変化が出てきました。
以前は、ぐずぐずして
なかなか進みにくかった
部品集めも、昨日のレッスンでは
驚くほどスムーズでした。
いつもの1.5倍くらいの
スピードで、パッパッと
気持ちよく進めていたのです。
その後のロボット作成も、Yさんにとっては
まさに得意分野でした。
今回は、プログラミングを伴わない
純粋な組み立て課題
だったこともあり、
見事な集中力で
どんどん進めていきました。
作ったのは
「6速歩行ロボ」です。
紙の設計図を見ながら
立体のロボットを
組み立てていく内容で、
多くの子が苦戦しやすい課題です。
途中で手が止まったり、
組み直しになったりしながら、
通常は1時間以上かかることも
少なくありません。
けれどYさんは、
部品集めから完成まで、
わずか35分ほどで
やり遂げました。
その姿を見ながら、
あらためて感じました。
得意を何度も言葉にして褒め、そしてしっかり受け取ると!
子どもは、
自分の得意なことを認識し、
そこを認められ、
褒められることで安心します。
安心すると、力が出ます。
力が出ると、集中できます。
集中できると、結果が出ます。
そしてその結果が、また自信になって、
次の意欲につながっていきます。
そんな良いスパイラルが
生まれると、子どもはこんなにも
大きく変わるのだと思います。
最近は、
Yさんの得意なことと
苦手なことについて、
保護者の方とも
お話しする機会がありました。
その場で本人も聞いていましたし、
ご家庭でもお母さんから
似たようなお話を
聞いていたのかもしれません。
教室だけでなく、
まわりの大人たちが
その子の得意に目を向け、
同じ方向で認めていくこと。
それもまた、
子どもの力を引き出す
大きな支えになるのだと
感じます。
昨日のYさんは、
まさにそんな姿でした。
持っている天才性が
少しずつ磨かれて、
目を覚まし始めている。
そんなふうに感じる、
とても嬉しいレッスンでした。
子どもには、
それぞれ違った輝きがあります。
苦手を無理に平均化するより、
まずはその子の得意や強みに
光を当てていくこと。
その積み重ねが、
子どもの自信や意欲を
育てていくのだと
あらためて感じています。
これからも、
一人ひとりの
「この子らしいすごさ」を
大切に見つけて、
伝えていきたいと思います。

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