2018ERCロボットプログラミング競技会レポート

 

2018年 ERCロボットプログラミング競技会 in 清風学園

2018年 ERCロボットプログラミング競技会 in 清風学園

9月22日(日)、清風学園にて「ERCロボットプログラミング競技会」が開催されました。会場にはたくさんの子どもたちのワクワクと緊張が入り混じり、熱気でいっぱい。私たちの教室からも4チームが参加し、みんなが自分の力を存分に発揮してくれました。

その結果、なんと優勝と第3位、そしてフェアプレー賞まで獲得! すまいる・キッズのみんな、本当に素晴らしい頑張りでした。結果だけでなく、一人ひとりの努力や成長が何よりも私たちを感動させてくれました。

 

競技会の様子

 

子どもたちは、この日のためにたくさん練習してきました。競技会にはたくさんの子どもたちが集まり、それぞれが真剣にチャレンジ。

自分たちで考え、協力し合って進める競技は、ただのプログラミングの練習ではありません。自分自身に挑戦し、仲間と一緒に乗り越える貴重な経験です。


今回のチーム編成には、私たちもとても悩みました。「どうすれば全員が成長し、最高のパフォーマンスを発揮できるか?」と考え抜いて決めた組み合わせ。それぞれのチームごとに見られたドラマをご紹介します。

 

↓このライントレースカーは清風学園のロボット部の生徒さんの作品です。素晴らしかったです。

 

【競技ルール】


競技会のルールは、2〜3人でチームを組み、当日発表される内容に挑むというもの。指導者やご家族の力を借りずに、自分たちだけで考え抜いて戦う場です。

今回の競技は、A・B・Cの3台のロボットを作り、3色のブロックをゴールまで運びます。それぞれのブロックには点数がついていて、競技直前に発表される「目標数字」にぴったり合うように調整しなければなりません。ゴールにぴったり合わなかった場合は、誤差の少ないチームが勝ち。もし誤差が同じ場合は、最初にゴールしたチームに勝利が与えられます。

子どもたちは、限られた時間の中でどう戦略を立て、どのように役割分担をしていくか。頭を悩ませながらも、協力して進んでいく姿がとても頼もしかったです。

 

各チームの挑戦

 

【すまいる・キッズ1】 〜優勝〜

 

まずは、見事優勝を果たした「すまいる・キッズ1」チーム。リーダーを務めたA君は、普段から物静かで、じっくりと考える論理派。プログラミングに向き合うときの集中力は抜群で、教室でも一目置かれる存在です。そんなA君がチームメイトに選んだのは、ムードメーカーのS君とM君。二人とも明るく、面白いことが大好きな感覚派です。ただ、テストモードでの練習が苦手な一面もあって、気分が乗らないと集中力が切れてしまうことも…。

「A君がうまくまとめられるかな?」と心配していましたが、競技当日、見事にチームワークが発揮されました。限られた2時間の中で、A君は自分のロボットの精度にこだわるよりも、チーム全体を優先するリーダーシップを見せてくれました。結果として、優勝に繋がったのは、A君のリーダーとしての成長そのものだったのだと思います。

S君とM君にとっても、A君の一生懸命な姿は大きな学びになったはず。初めての競技会参加となったM君も、今回の経験が良い刺激になったことでしょう。

 

【すまいる・キッズ3】 〜第3位〜

第3位に入賞したのは「すまいる・キッズ3」チーム。リーダーのW君とR君は、普段からテキストをしっかり読み込み、自分で考えて行動できる頼もしい二人。ただ、競技会では緊張してしまうことが多く、今回の目標は「緊張に打ち勝ち、本来の力を発揮すること」でした。

午前中のロボット作成では完璧に近い仕上がり。時間にも余裕があったため、何度もシミュレーションを行い、万全の準備を進めていました。そして迎えた決勝トーナメント。準決勝で対戦したのは、強敵「絆の友」チーム。途中でブロックを取りこぼすトラブルがあったものの、最後まであきらめずに戦い抜いた二人。惜しくも敗退しましたが、見応えある素晴らしい試合でした。

その後の3位決定戦では、気持ちを切り替え、しっかりと勝利を収めた二人。少しずつ成功体験を積み重ねて、これからも自信をつけてほしいと心から思います。


【すまいる・キッズ2】 〜フェアプレー賞〜

フェアプレー賞に輝いたのは「すまいる・キッズ2」チーム。リーダーは小学6年生のT君。最年少のHちゃんと、独特の発想力で面白いロボットを作るK君の3人で構成されました。

T君は、最初に教室に入会した頃は、お兄ちゃんのM君にぴったりくっついて、少し甘えん坊な一面がありました。競技会に参加しても、お兄ちゃんのM君がサポートしてくれる安心感からか、何か困ったことがあるとすぐに「おにぃ~」と頼っていました。しかし、お兄ちゃんのM君と、今回優勝したA君との3人で過ごした時間が、彼を少しずつ変えていきました。

実は、T君のお兄ちゃんであるM君とA君は、過去に大きな競技会で優勝したり、全国大会の決勝に進出したりと、素晴らしい成績を残してきたメンバーです。そんな兄や先輩の姿を見ながら、T君は「自分もあんな風に強くなりたい」と心の中で思っていたようです。

競技会の練習のとき、兄のM君とA君が黙々とロボットのプログラムに向き合い、何度も試行錯誤する姿をそばで見てきたT君。難しい場面で諦めずに問題を解決する二人の姿は、彼にとって大きな学びでした。少しずつ、T君は自分のプログラムのセンスを磨き、リーダーシップについても考えるようになりました。

今回、リーダーに選ばれたとき、T君は少し不安そうな顔をしていました。でも、いざ競技会が始まると、「自分がチームを引っ張らなきゃ!」という強い気持ちが生まれたのでしょう。最年少のHちゃんやK君の意見を丁寧に聞き、何度も頭を突き合わせて作戦会議をしている姿に、彼の大きな成長を感じました。練習中、メンバーがうまくいかなくて困っているとき、T君は「大丈夫だよ。こうしてみたら?」と優しくアドバイス。普段の甘えん坊な姿からは想像できないくらい、たくましいリーダーに変わっていました。

そのチームワークが評価され、見事にフェアプレー賞を獲得!この結果は、T君自身の成長と、彼が仲間と一緒に積み重ねてきた努力の証です。この経験を通して、T君がますますリーダーとしての自信を持ち、成長していくことを心から期待しています。


【すまいる・キッズ4】 〜挑戦と成長〜

今回、惜しくも予選敗退となったのは「すまいる・キッズ4」チーム。リーダーのY君、メンバーのI君とF君の3人で挑戦しました。Y君は以前、「リーダーはあんまり得意じゃない」と話していたこともありました。でも、今回は最年長でキャリアのある彼をリーダーに任命。最年少のF君、ものづくりが得意なI君と組んで、どんな化学反応が起きるかを見守っていました。

ロボットの作成中、Y君はF君の率直な意見をうまく調整し、チーム全体をまとめていました。3人で話し合い、協力する姿には、リーダーとしてのY君の新しい一面が見られました。残念ながら競技ではトラブルがあり、結果を残すことはできませんでしたが、あと少しの時間があれば、全く違う結果になっていたかもしれません。

次に彼らと会ったとき、どんな風に工夫すればうまくいったのか、一緒に考えてみたいと思います。失敗もまた、大きな学びですから。

 

 

振り返り

  

 

全体を通して、災害レベルの暑さの中、大きな事故もなく一日を終えることができました。子どもたちが一生懸命に頑張る姿には、心から感動しました。この競技会を通して得た経験は、彼らにとってかけがえのない成長の一歩です。これからも、子どもたちの成長を見守り、応援していきたいと思います。


このブログは2018年に掲載したブログ記事です。読んでいると昨日のことにように思い出し、思いをはせて加筆して再掲載しました。
この日参加した。すまいるキッズの近況でいうと最年少のHちゃんは現在は中学生で自分のやりたいことを見つけて教室を昨年卒業しました。
3位になったWくんは現在は高専にか通って本格的に(多分)ITを学んでいます。現在は入れ替わりの弟が在籍してRobloxプログラミングを楽しんでいます。
同じくRくんも高校入学後に入試のための休会期間をへて復活、IT関係の検定対策で見事合格しました。

YくんはW君と同じく工業高等専門学校へ進学、きっと活躍しているのでしょう。

優勝チームを率いたAくんの母とは数年前にお会いして話をしたところ、医大を目指して頑張っているとのことでした。この時の理由は彼らしいなとおもいましました。 いまは立派な医学生になっているとおもいます。

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デキタ・ラボ 代表 とどちゃん(西尾茂和)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ
パソコン教室 スマイル・カフェ
オーナー


大阪府柏原市出身
藤井寺市在住
大阪工業大学卒業


 

教室の方針:ほめて、認め、寄り添い、ねぎらい、勇気づける。

 

教室にやってくる子どもたちは、それぞれに個性豊かです。

  • ゲームが大好きな子
  • パソコンに興味津々な子
  • いつもドキドキしている子
  • 落ち着きがない子
  • 実験が大好きな子
  • ブロックが大好きな子

それぞれの子どもたちをしっかり観察し、得意なところを見つけて伸ばしていきます。
自分のことが大好きで、お母さんのことも大好きで、小さな成功体験を重ねながら、自分で考えて行動できる自信に満ちた子どもたちに成長してもらえるよう、サポートしています。
また、仲間の違いも認め、互いの良いところをほめて大切にできる子に育ってほしいと願っています。

 


私自身の体験から

子どもの頃の私は、いつもビクビクして自信がない、いわゆる「繊細さん」でした。少し大きくなっても、周りの人の「とんがった感情」に触れるだけで頭が真っ白になり、二人の口喧嘩を目にするだけでドキドキしてしまうほど。誰かが叱られているのを聞くだけでも、まるで自分が叱られているように感じて、世界が、回るような思いをするほどでした。

 


小学校のソフトボールチームでの練習中、ときどきやってくる「おっちゃん」がアドバイスという「ダメ出し」をしてくるのが本当に苦手でした。その人が近寄ってくるだけでドキドキしてしまい、エラーをするほどでした。



大学生になってからの自動車教習所でも、ダメ出しばかりする教官だとうまく運転できず、さらに「ダメ出し」をもらう悪循環に陥りました。どうしてうまく運転できないのかと自分を責めて、落ち込んでしまいました。
しかし、穏やかでほめるのが上手な教官のときは驚くほど上手に運転できました。小さなことをほめてもらうだけで心が落ち着き、うまくいくことに気づきました。

 



教室運営の経験

そんな子ども時代を経て、20年間のIT企業での経験を活かし、初心者向けのパソコン教室とこども向けのプログラミング教室を起業しました。これまで10年以上運営しています。自信がなくて前に進めない子を見て、まるで昔の自分のようだと感じます。

そんな子どもたちも、ほめることで小さな成功体験を積み重ね、どんどん成長していく姿をいくつも見てきました。


お母さんへ

こどもたちの成長には、お母さんの温かいサポートが欠かせません。こどもが自分を信じて前向きに挑戦できるように、ほめることや認めることがとても大切です。お母さんがお子さんにかける優しい言葉や、頑張ったことを認める姿勢が、こどもの自己肯定感を高め、自身につながり可能性を広げます。




【ミッション】

私たちは、子どもたちが自分自身を大好きになり、互いの違いを認め尊重し、得意なところを見つけて助け合いながら成長する姿を、あたたかく支えていきます。

 

【ビジョン】

子どもたちがそれぞれの特徴を活かし、お互いの得意を掛け合わせて、最高の成果を創り出す平和で明るい未来を目指しています。

 

【アクションルール(バリュー)】

  • 最初にいいところを見つけ、ほめる。
  • 存在を認める。
  • 寄り添い、応援し、勇気づける。
  • たくさんの「やってみよう」と「できた!」を引き出す。
  • 子どもが自立し、主体的に学べるように工夫する。
  • 目の前の人を大切に思う。
  • 自分のことを大好きになる。

【略歴】

高校時代に初めてパソコンに触れ、BASICでプログラミングに挑戦しました。大学卒業後はコンピュータプログラムを開発する会社に就職し、システム開発に携わりました。
その後、外資系や国内のソフトウェアメーカーで勤務し、技術スタッフとして100回以上のプレゼンテーションを行い、物事をわかりやすく伝える技術を磨きました。

2012年、パソコン教室「スマイル・カフェ」とこどもプログラミング教室「すまいる・キッズ」を設立しました。

2020年の秋にはダイエットに成功し、2023年には脳梗塞から完全復活しました。
こどもたちに寄り添い、良いところを見つけ、ほめて伸ばすことが私の使命だと感じています。

 

 

資格等

 

・第2種情報処理認定技術者