褒められても受け取れない

褒められると、へそを曲げてしまうタイプの人もいます

 

褒められると、へそを曲げてしまうタイプの人もいます

 

前回はハロー効果とピグマリオン効果についてお話しましたが、今日は少し違う視点から考えてみたいと思います。

 

褒められると、へそを曲げてしまうタイプの人っていますよね。


斜めに構えて「この人は何を企んでいるのだろう」と心の中で思ってしまうことがあります。

これは大人でも子どもでも同じで、褒め言葉を素直に受け取れない場合もあります。

 

褒めること(ねぎらい、共感、好意的感嘆、笑顔、激励・応援、承認、良い点の指摘、プラスの可能性の示唆、感謝)をするうえで、
その人のことを本当に信じて、よく理解し、その人が受け入れやすい言葉で伝えることが大切ですよね。

これに加えて、褒め言葉をシャワーのように投げかけることを心がけると、相手もいちいち裏を読むようなことはしなくなると思います。

自然に褒め言葉が浸透することで、相手もリラックスして受け入れられるのではないかと思っています。

 

誉め言葉カード協会の講座の中で、自己肯定感が高くないと「褒め言葉」も受け取れず、その反応で「謙遜をしたり」「へそを曲げて」斜めから見てしまうことがあるという話を聞いたことがあります。
 

なので、心の底からの言葉としての「褒め言葉」、安心できる存在の人からの言葉として「褒め言葉」であるように、普段から、人を羨んだり、ねたんだり、悪く思わないように気を付けています。自分の考えと違うということも、違う道を通って同じゴールへ向かっているのだと、違う観点で肯定する心持ちでいるようにしています。

そう、「みんなちがってみんないい」ですよね。

 

こんなことを書いていると以前の会社員時代のことを思い出します。

部下や周囲の人をどうやってコントロールするのかを吹聴している同僚がいました。

 

「上司の〇〇さんってこんな風にほめるとすぐに丸め込めるよね」なんて話していました。

その同僚がある時、「西尾さんってすごくいい人ですよね」と突然言ってきたことがあります。
 が、全く受け取れませんでした。

やはり、普段からの言動を見て、心からの言葉でないと感じると、逆に警戒心を持ってしまうものです。
それ以来「いいひと」と褒められるのが苦手になりました。
安心安全を感じられる関係って大切だなとおもいました。

 

だからこそ、私は日々、自然体で子どもの良い面を見つけて、心からの言葉で褒めることを大切にしています。
その方が、子どもも素直に受け入れて、自信を持って成長していけると感じています。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

 

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デキタ・ラボ 代表 とどちゃん(西尾茂和)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ
パソコン教室 スマイル・カフェ
オーナー


大阪府柏原市出身
藤井寺市在住
大阪工業大学卒業


 

教室の方針:ほめて、認め、寄り添い、ねぎらい、勇気づける。

 

教室にやってくる子どもたちは、それぞれに個性豊かです。

  • ゲームが大好きな子
  • パソコンに興味津々な子
  • いつもドキドキしている子
  • 落ち着きがない子
  • 実験が大好きな子
  • ブロックが大好きな子

それぞれの子どもたちをしっかり観察し、得意なところを見つけて伸ばしていきます。
自分のことが大好きで、お母さんのことも大好きで、小さな成功体験を重ねながら、自分で考えて行動できる自信に満ちた子どもたちに成長してもらえるよう、サポートしています。
また、仲間の違いも認め、互いの良いところをほめて大切にできる子に育ってほしいと願っています。

 


私自身の体験から

子どもの頃の私は、いつもビクビクして自信がない、いわゆる「繊細さん」でした。少し大きくなっても、周りの人の「とんがった感情」に触れるだけで頭が真っ白になり、二人の口喧嘩を目にするだけでドキドキしてしまうほど。誰かが叱られているのを聞くだけでも、まるで自分が叱られているように感じて、世界が、回るような思いをするほどでした。

 


小学校のソフトボールチームでの練習中、ときどきやってくる「おっちゃん」がアドバイスという「ダメ出し」をしてくるのが本当に苦手でした。その人が近寄ってくるだけでドキドキしてしまい、エラーをするほどでした。



大学生になってからの自動車教習所でも、ダメ出しばかりする教官だとうまく運転できず、さらに「ダメ出し」をもらう悪循環に陥りました。どうしてうまく運転できないのかと自分を責めて、落ち込んでしまいました。
しかし、穏やかでほめるのが上手な教官のときは驚くほど上手に運転できました。小さなことをほめてもらうだけで心が落ち着き、うまくいくことに気づきました。

 



教室運営の経験

そんな子ども時代を経て、20年間のIT企業での経験を活かし、初心者向けのパソコン教室とこども向けのプログラミング教室を起業しました。これまで10年以上運営しています。自信がなくて前に進めない子を見て、まるで昔の自分のようだと感じます。

そんな子どもたちも、ほめることで小さな成功体験を積み重ね、どんどん成長していく姿をいくつも見てきました。


お母さんへ

こどもたちの成長には、お母さんの温かいサポートが欠かせません。こどもが自分を信じて前向きに挑戦できるように、ほめることや認めることがとても大切です。お母さんがお子さんにかける優しい言葉や、頑張ったことを認める姿勢が、こどもの自己肯定感を高め、自身につながり可能性を広げます。





【ミッション】

私たちは、子どもたちが自分自身を大好きになり、互いの違いを認め尊重し、得意なところを見つけて助け合いながら成長する姿を、あたたかく支えていきます。

 

【ビジョン】

子どもたちがそれぞれの特徴を活かし、お互いの得意を掛け合わせて、最高の成果を創り出す平和で明るい未来を目指しています。

 

【アクションルール(バリュー)】

  • 最初にいいところを見つけ、ほめる。
  • 存在を認める。
  • 寄り添い、応援し、勇気づける。
  • たくさんの「やってみよう」と「できた!」を引き出す。
  • 子どもが自立し、主体的に学べるように工夫する。
  • 目の前の人を大切に思う。
  • 自分のことを大好きになる。


【略歴】

高校時代に初めてパソコンに触れ、BASICでプログラミングに挑戦しました。大学卒業後はコンピュータプログラムを開発する会社に就職し、システム開発に携わりました。
その後、外資系や国内のソフトウェアメーカーで勤務し、技術スタッフとして100回以上のプレゼンテーションを行い、物事をわかりやすく伝える技術を磨きました。

2012年、パソコン教室「スマイル・カフェ」とこどもプログラミング教室「すまいる・キッズ」を設立しました。

2020年の秋にはダイエットに成功し、2023年には脳梗塞から完全復活しました。
こどもたちに寄り添い、良いところを見つけ、ほめて伸ばすことが私の使命だと感じています。

 

 

資格等

 

・第2種情報処理認定技術者