Robloxで3Dプログラミング(3)レインボーロードを作ろう!
いつもありがとうございます。
こどもプログラミング教室 すまいる・キッズのとどちゃんです。
今日は小学校高学年向けのカリキュラムRobloxで始める3Dプログラミングのレインボーロードを作ろうです。
いろんな色をあつかったり、代入式を学んだりと本格的なコーディングが始まります。
いろんなことが起こる回でもあります。
概略
カラフルな道を作りながら、色の変化をプログラムで制御する体験を通じて、イベント処理と構成力を楽しく学びます。
好奇心旺盛な子、デザインセンスのる子は、濃いめの色の足場や欄干も作っている子もいました。
英語の色名×プログラミング:7色のレインボー
本来の虹色とは少し違いますが、こどもになじみのある水色を使います。
以下のような英語の色の表記を学びます。
日本語 | よみ | English | Robloxでの指定例 |
---|---|---|---|
赤 | あか | Red |
BrickColor.Red()
|
橙 | だいだい/おれんじ | Orange |
BrickColor.new("Bright orange")
|
黄 | き/きいろ | Yellow |
BrickColor.Yellow()
|
緑 | みどり | Green |
BrickColor.Green")
|
水色 | みずいろ | Blue |
BrickColor.B lue()
|
青 | あお | Blue |
BrickColor.new("Really blue")
|
紫 | むらさき | Purple |
BrickColor.new("Bright purple")
|
2通りの色の表記を学びます。
最初の分岐点を越えるために
英語の色名入力は、「遊ぶのは好き!」というモチベーションだけで来た子にとって最初の山になりがちです。ここで 乗り越えて「できた!」を積むか、それとも「私(僕)には無理」と感じるかの分岐が生まれます。
- できた事実を具体語で称賛:「
Bright blue
を自分で打てたね!」 - 手順を最小化:「まず Bright、次に blue」 と分けて伴走
- 色カード(かな付き)を配布し、写経で成功体験を先に作る
- 全角/半角や引用符ミスは大人が素早くリカバリしてリズムを止めない
一人ひとりに合わせて、愛をもって接することを大切にします。
このコースで学ぶポイントや得られる気づき
- ゲームの新規作成体験:まずは、新しくゲームを作成し、制作の初歩的な流れを学びます。
-
色を変えるプログラムパーツの色をスクリプトで変更。データ型(
BrickColor
/Color3
)や関数理解の導入に。 - 橋の構築体験:道のつながりを考えながらブロックを配置。空間構成力と整合性の意識が育ちます。
- 応用:時間による色の変化:一定時間ごとに色が変わる仕組みを導入します。
- 完成コードで全体構成を確認:最後に全要素を統合した完成コードで、ゲームとして成立する構造を確認します。
とどちゃんのコメント
この章では、子どもたちの反応が本当に多彩です。
色の種類に一気に興味がふくらむ子、英字が並ぶだけで身がすくむ子、配色や見た目にこだわり始める子――それぞれの「得意」と「苦手」が顔を出します。
扱うコードはかなり本格的ですが、コード補完(自動補完)がしっかりしているので、手順どおりに進められれば多くは手入力をしなくても大丈夫です。ところが、教材を流し読みしたり途中の操作を飛ばしたりすると補完が効かず、結果的にタイピング量が増えてコードエラーの沼にはまりやすくなります。
ここは、プログラミングを「楽しい!」と思ってもらうための最初の山場です。ヘルプを上手に出せない子は、早めにこちらから引き上げてあげることが大切だと感じています。たとえば――
-
できたところを具体的にほめる(例:「
Bright blue
を自分で選べたね!」)。 -
入力を小さな手順に分けて一緒に進める(「まず
Bright
、次にblue
」)。 -
全角/半角や引用符など、典型的なつまずきは素早くフォローして学習のリズムを止めない。
-
補完の呼び出し方・候補の選び方を短時間で練習しておく。
-
ヘルプの出し方(手を挙げる、カードを置く等)の合図をあらかじめ決めておく。
動画が主の教材ですが、ここは隣に座ってマンツーマンが必要になるところです。
実際に、ここでつまずいて楽しくなくなってしまう子もいれば、このタイミングで「助けを求める力」を身につけ、どんどん楽しめるようになった子もいます。だからこそ、ひとりひとりの子どもを大切に、愛をもって伴走することを何より大切にしています。
最後に
だんだんとレベルが上がってくるので、Robloxがやれると鼻息荒く入ってきた子がこころを折らないようにするために、すこし調整が必要な段階なんですね。
特にScratchも経験せずに入ってくると、この回で初めて登場する代入式なんかのプログラムの基本的な考え方がないと、英語はで毛来るし、3D画面でオブジェクトを並べるのもうまくいかない上に、プログラムの基本もないので、結構大変!そこをすくい上げるのがプロの技だと思っています。
コメントをお書きください