にぎやかとさわがしい
「にぎやか」と「さわがしい」〜温かな目で見ると変わる風景〜
こんにちは、こどもプログラミング教室すまいる・キッズの とどちゃんです。
突然ですが、質問です。
「にぎやか」と「さわがしい」——
この二つの言葉を聞いたとき、どんな風景が頭に浮かびますか?
「にぎやか」と聞くと、
活気があって、
笑顔があふれていて、
カラフルで、元気な声が響く風景。
「さわがしい」と聞くと、
ザワザワと落ち着かず、
騒音に包まれていて、
なんとなく居心地が悪い
そんな風景を想像するかもしれません。
不思議ですね。
どちらも「音がある」「人がいる」「声が聞こえる」——
そんな状況としてはよく似ているのに、
私たちの心の中での“受け取り方”が、こんなにも違ってくるのです。
■ 見る側の「心の状態」で、見え方は変わる
たとえば、子どもたちの教室の様子。
わいわい楽しそうに会話したり、あっちで笑い声が響いていたり、こっちで誰かがちょっとふざけたり…。
その様子を「うるさい」「落ち着きがない」と感じるときもあれば、「活気があるなあ」「元気いっぱいで楽しそう」と感じるときもありますよね。
何が違うのかというと、「見る側」の心のフィルターです。
私たちは物事を自分の内面に映し出す鏡のように見ているのです。
心理学の世界でよく言われることですが、「世界は私たちの心の投影」だと感じることがよくあります。
疲れているとき、イライラしているとき、不安があるときは、子どもたちの声が「騒がしく」感じやすくなります。
でも、自分がごきげんだったり、ちょっと余裕があるときは、まったく同じ声や動きが「にぎやかで、いい雰囲気だな」と感じられるますよね!
ご機嫌だと、ご機嫌に見えてきてしますのです。
逆もあって、ご機嫌な面(いいところ、楽しいところ)を意識して探してみるようにすると
ご機嫌になってくるんです。
同じ出来事を見て感じることが、全く異なる角度で捉え直すことによって、私たちの感情が変わり、行動が変わるという仕組み。
「騒がしい」と感じる瞬間を、「にぎやか」と感じるように心をシフトすることで、私たち自身がもっと柔軟で、穏やかに、前向きに物事を見ることができるようになります。
■ 「いいところを見る」くせを育てる
子どもたちは、毎日いろんなことを吸収して、感じて、試して、動いています。
時には、静かに集中している時間があって、時には、わーっと盛り上がって、動き回る時間もあります。
そのすべてが「学び」であり「成長の一場面」。
私たち大人が、そんな子どもたちの姿を
「騒がしい」ではなく「にぎやか」と感じられるようになったとき、
子どもたちはもっと自由に、もっとのびのびと、自分らしく成長していけるのだと思います。
ここにこそ、私たちの心の状態が影響を与える深いところがあるのです。
哲学的に言えば、「見ることができるということ」が、物事を理解する鍵であり、私たちの成長を促進する原動力になります。
「いいところを見る習慣」を意識的に育てることで、子どもたちの可能性を引き出し、彼らが本来持っている輝きを見つける手助けができるのです。
■ 最後に:子どもたちは「元気な証拠」を毎日見せてくれます
にぎやかすぎて、思わず「うるさい〜!」と感じてしまう日もあるかもしれません。
でもそれって、子どもたちが「元気いっぱいで、安心して過ごせている証拠」なんです。
「騒がしい」ではなく、「にぎやか」と受け取ることができるとき、私たちはそのエネルギーを肯定的に受け入れ、子どもたちの成長に寄り添っていけるのです。
だからこそ、そのエネルギーを「騒がしい」ではなく「にぎやか」と受け取れる自分でいたい。
私たちの心がそのフィルターを通すことで、日常の中に潜む「成長の証拠」を見つけることができるのです。
すまいる・キッズでは、そんなまなざしを大切に、今日も子どもたちと向き合っています。
みんなちがって、みんないい。それぞれの“にぎやかさ”が、きっと誰かの心を明るくしてくれると信じています😊
■ 最後に:にぎやかを愛でる、心がほどけるひととき
話題が少し変わりますが、私にはとっておきの「にぎやか」があります。
それがこの、褒め言葉トランプの「にぎやか」のカード。
チンアナゴたちが、にょきっと並んで、にっこり笑っているあの絵…たぶん「にぎやか」を描いた誰かが、心からこの言葉を好きなんだろうなって、そんなふうに感じさせてくれるんです。
褒め言葉トランプ『にぎやか』カード"
眺めているだけで、ふっと肩の力が抜けて、
「ああ、にぎやかって、いいな」って、じんわり心がほどけるような気がします。
にぎやかって、騒がしいことじゃなくて「誰かが誰かとつながってる」音。
安心して、自由で、笑ってる音。
そんなふうに感じられたら、今日の教室のざわざわも、家の中のわちゃわちゃも、
ちょっとだけ愛おしく見えてくるかもしれませんね。
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