イメージトレーニングの力
こんにちは、こどもプログラミング教室のとどちゃんです。
皆さんはイメージトレーニングの力について考えたことがありますか?
プロレスでの学び
ボクは小学生の頃、プロレスが大好きでよく真似事をしていました。
ある学芸会的なイベントで、友達と一緒にプロレスをやってみようということになりました。
プロレスではよく技をかける方が注目されますが、受け側との調和が大切で、何度もテレビで見ているうちに、受け身も体で覚えてしまっていました。
学芸会に向けた初めての練習で、ラリアットで吹っ飛んだり、膝蹴りを受けて回転して受け身を取ったりすることが、初めてなのに上手にできました。
「恐るべし小学生」です。教室の硬い床の上でやってもあまり痛みも感じませんでした。
これは、プロレスをよく見ていたおかげで、技の受け方を何度も頭の中でイメージできていたからだと今になってしみじみと思います。
社会でも…
社会にでても、このイメージトレーニングの力を活かす場面はたくさんありました。
例えば、明日のプレゼンテーションがうまくいくイメージをありありと想像しながら眠りにつくと、実際のプレゼンでもうまくいくことがよくあります。
実際にイメージした通りに進んだ時には、すごく良いプレゼンができたことも多かったです。
しかし、逆の経験もあります。
明日の大切なプレゼンテーションをイメージする際に、厄介な質問への対処や相手が流れを止める場面ばかりを想像してしまい、夢の中でもそのことがぐるぐると回っていました。
翌日は変な緊張でガチガチでマイナスのイメージが頭を離れず、大切なことが上滑りして大失敗したことがありました。
要は失敗することばかりをイメージしていたのです。
何度か同じ失敗を繰り返し、うまくいかないことを思い浮かべないようになると、スムーズに対応できることも多くなりました。うまくいかない場面を取り越し苦労で考えていたのですね。
「杞憂(きゆう)」の故事そのもので、あまり考える必要のないことについて過度に思い悩んでいたんですね。
イメージトレーニングの効果
イメージトレーニングが自信をつけることに繋がるのは、頭の中で仮想的に「うまくいっている経験を何度も経験」するからだと思います。
脳内では、実際の体験と、イメージとの差はあまりないといわれていいます。
失敗をイメージして自分で緊張してしまうのも逆効果として、同じことなんですね。
自信をつけるメリット
自信のある子どもはプラスになることをたくさん考え、それが結果もうまくいき、「自信をしっかり確固たるものに」する相乗効果が働きます。
自信をつけた子どもたちは明るく生き生きとし、積極的になります。
チャレンジしたら「できる」という小さな経験を現実でもイメージでもたくさん積むことで、新しいことにもどんどん挑戦するようになります。
自信をつけた子どもたちは、問題があった時にも解決しようとチャレンジし、自分から目標を持って取り組むことができます。
「あの子に任せれば何とかなる」と友だちに頼られる存在にもなれり、頼られるとるのです。もっと成長します。
さいごに
自信をつけることには多くのメリットがあります。
小さな成功体験を積み重ねることで得た自信こそが、本当に素敵なものだと思います。
日常生活や学びの中に前向きに明るく輝く未来をイメージし、前向きに考える習慣を持つように、日々子どもたちの良いところを褒め、「もっとこうすればよくなるよ!」と導き、勇気づけることに努めたいと思います。
体内で「幸福ホルモン」として知られるベータエンドルフィンは、イメージでもうまく行ったことを思い描くだけでも分泌されるそうです。
だから頭の中で思い描くだけでも前向きになれるんですね。
一方、危機的状況に反応して分泌されるノルアドレナリンも、よくないことをイメージしたり過去にあったことを思い出したりすることで「身を守るために」分泌されます。
プレゼンテーションをイメージしてマイナスのことを考えてしまっていた時は、自分にまだ本当の自信がなかったのか、そのプレゼンテーションがうまくいくことへの恐れがあったのだと思います。良くないイメージがいっぱいの暗黒の過去を少し思い出してしまいました。(笑)
```
コメントをお書きください