新入会の子が先輩を育てる!
「ちびっこロボプログラミング」クラスに新しい子どもが入会すると、先輩の子どもたちにとって責任感やリーダーシップを育む貴重な機会が生まれます。新
しく入った子に教室のルールや作業の手順を教える役割を、先輩たちが担うことで、自分が誰かの役に立っているという感覚を実感できるのです。
この小さなサポートの経験は、彼らに自信を与えるだけでなく、他者への思いやりを育む重要な機会となります。
とはいえ、いきなりお世話係を任命するのではなく、まず大切なのは手順の確認です。
レッスンの始まりのあいさつの後に、
みんなに向かって「最初になにをする?」と聞くと、
「鉛筆と消しゴムを取りに行く!」という答えが返ってきます。
「次は!」と声をかけると
「テキストに名前を書く」と続きます
。こうして一つずつ確認することで、わかっている子が積極的に声を出し、みんなで手順を確認することができます。
これにより、いざお世話係をすることになったときに、わからないで焦ったり戸惑わないように準備することができるのです。
お世話係は立候補制にしていて、自発的に「お世話したい」と感じる子どもたちにそのチャンスを与えます。
もし立候補がない場合は、周りから慕われているお兄さんやお姉さんにお願いすることもあります。
こうして、教室の中で自然とホスピタリティーの精神が育まれていくのです。
教える役割を果たすことで、先輩たちは責任感とリーダーシップだけでなく、「お役に立てることの喜び」を感じ、自分の行動がクラス全体の成長に寄与していることを実感します。
こうした経験を通じて、子どもたちは周囲への気遣いやサポート精神を学び、他者との信頼関係を築いていきます。プログラミングやパソコンのスキルだけでなく、人を支えることも一つの才能です。それもまた、得意分野として見つけることができるのです。
新しいメンバーが加わるたびに、教室全体が協力し合い、共に成長する姿を見るのは本当に嬉しいことです。これからも、子どもたち一人ひとりが「お役に立てること」の喜びを感じながら成長し、ホスピタリティーの心を大切に育んでいける環境を作っていきたいと思います。
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