AくんとSくんの話 失敗って素晴らしい!
いつもありがとうございます。
すまいる・キッズのとどちゃんです。
すまいる・キッズでは、失敗を「楽しむ」ことを大切にしています。
プログラミングにはエラーや予想外の結果がつきものですが、それこそが学びの機会だと常々お伝えしています。
うまく行ったときは「よく頑張ったね」と褒めますが、うまく行かなくても「乗り越えられたね」「エラーってすごく学べるんだよ」と話しています。
それを繰り返すうちに「失敗は成功のもと!」と言う子も出てきます。
そんなお子さんは、ご家庭でも同じような声かけをされているのだろうなと感じています。
試行錯誤を通じて、子どもたちは自然と解決策を見つける力を身につけていきます。
成功したときは、結果だけを褒めるのではなく、そこに至るまでの過程や挑戦した過程の良かったところに注目しています。
たとえうまくいかなくても、その挑戦自体が大切であり、しっかりと認めてあげたいと思っています。
ある火曜日のRobloxのプログラミングコースの風景
Robloxプログラミングのクラスに参加している高学年のSくんとAくんは、うちに通い始めて同じくらいの経験があり、その日も同じプログラムに挑戦していました。
Sくんは教材をしっかり読み込み、短時間で効率よくプログラムを完成させ、さらに自分なりに改造までできていました。
一方、Aくんは細かい部分を見逃してエラーが頻発し、時間もかかり、うまくいかなくてヘルプを求めてきました。
ですが!
Aくんの素晴らしいところは、問題をしっかりと言葉にして「どこがおかしくて」「どうなるべきなのか」を説明できることです。
ぼくと一緒にデバッグを進めながら、エラーメッセージが英語である部分を翻訳し、彼が理解できていない部分を補足して説明しました。
AくんはSくんよりも多くのエラーを経験しましたが、「どこが理解できていないのか」「どうやってデバッグするのか」を実感することができました。
「エラーいっぱいだしてラッキーだったね!と声をかけます。」
と声をかけますが
本人はあまりわからず、そのままもくもく先を急いでいます。
私の感覚では、Sくんはプログラミングの技術面で非常に優れています。Aくんは現時点でSくんに比べると遅れているかもしれませんが、それでも彼の成長は確実に見えます。
Sくんも、いずれさらにレベルが上がった時に、うまくいかない壁にぶつかることがあるでしょう。そんなとき、彼は失敗を表には出さず、内心では苦労しながらも、ひらりと超えていくような気がします。
今のところ順調に進んでいるSくん。
たくさんのエラーを出しながらも、七転八倒して挑戦し続けるAくん。
それぞれが、それぞれの方法でたくさん挑戦し、小さな失敗を繰り返して、それを乗り越えて成長の糧にしてほしいと願っています。
1年後、3年後、10年後、それぞれがどんなふうに成長しているのか、とても楽しみです。
挑戦をしないで
失敗しませんでした!
どう!
俺ってすごいって
顔をしているより、
もっとチャレンジして失敗するほうがいい!
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