褒め言葉の力は子どもたちの未来をつくる

 

褒め言葉の力はこどもたちの明るい未来をつくる。
 

こんにちは。こどもプログラミング教室 すまいる・キッズの西尾(とどちゃん)です。

前回のメルマガでは、「言葉が未来を作る」というテーマでお話ししました。

今回は、失敗を恐れず挑戦する勇気を引き出す「安心感」の重要性についてお伝えします。



安心感が作るポジティブな循環

たくさん褒められた子どもは、まわり子たちを褒める力を身につけていきます。

「自分が褒められて嬉しかったから」と、友だちや家族に対しても自然と優しい言葉をかけるようになるのです。

こうした連鎖反応によって、教室全体がポジティブな雰囲気に包まれ、子どもたちが互いを認め合い、尊ぶそんな空気に満ち溢れる場所づくりに努めています。

山本五十六の言葉

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」

この一節だけでは、褒めることで人を動かす打算的な内容に捉えられる人がいるかもしれません。

しかし、この言葉には続きがあります:

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
(「山本五十六の言葉~ほめ言葉語録」より)

全文を見ることで、褒めることが単なる言葉ではなく、共感や信頼、見守る姿勢の中で成り立つ行為であることが伝わりますよね。



挑戦する勇気を生む「安心感」

「失敗しても大丈夫」という安心感は、挑戦を支えますよね。

たとえば、プログラミングの課題に取り組む中でエラーが出て焦る子どもに、「エラーがあるということは学ぶポイントがあるということだよ」と伝え続けています。


悪いことではなく、「どうすればいいか」と前向きに思考する絶好のチャンス!と伝えています。


また、「一周遅れの先頭というのもあるんやで」という話を故春山満さんのラジオで聞いたときも印象的でした。
ただただ、遅れることは悪いことや不幸と捉えるのではなく、今置かれた立場から、何を見出すのかと前向きに挑戦する始まります。

振り返ると、偶然や必然が重なり、結果的に「ゆっくりで良かった」と思えることも多々あるのではないでしょうか。

「遅いこと」=「ダメなこと」では決してありません。

私は「大器晩成」という言葉が大好きです。いくつになっても、夢と希望にあふれた表現ですよね。


子どもたちにはこう伝えます:

・ゆっくりでいいよ。失敗しても大丈夫。たくさん経験できるよ。
・ここは失敗してもいい場所だから。
・ゆっくり進むことで気づけることもたくさんあるから、問題ないよ!

失敗することも、ゆっくり進むことも、その子に合った成長のチャンスです。



まとめ


褒めるとは、心から相手を信じ、応援する行為です。

なので、少しでも「利用してやろうという気持ち」や「揶揄する気持ちの入った」褒め言葉はうまく受け取れません。

「そんなこともご存じなのですね、博識ですね。」 そんな言葉の下に「蘊蓄ばっかり言って!」という感情や、「いい人」という言葉に「扱いやすい人」という気持ちが入っていたりすると、どこか気持ち悪かったりします。

デール・カーネギーの言葉:
「他人を喜ばせたり褒めたりする行為に見返りを求めるならば、その行為は失敗に終わる。」

うわべだけの褒め言葉ではなく、相手を思いやる心を持って褒めることが大切です。

山本五十六の言葉が示すように、褒めることは相手と共に未来を信じることであり、それが信頼と成長の源となります。

心からの褒め言葉は、子どもの自己肯定感を高めるだけでなく、周囲との信頼関係を築き、未来を切り開く力となると信じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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デキタ・ラボ 代表 とどちゃん(西尾茂和)

こどもプログラミング教室 すまいる・キッズ
パソコン教室 スマイル・カフェ
オーナー


大阪府柏原市出身
藤井寺市在住
大阪工業大学卒業


 

教室の方針:ほめて、認め、寄り添い、ねぎらい、勇気づける。

 

教室にやってくる子どもたちは、それぞれに個性豊かです。

  • ゲームが大好きな子
  • パソコンに興味津々な子
  • いつもドキドキしている子
  • 落ち着きがない子
  • 実験が大好きな子
  • ブロックが大好きな子

それぞれの子どもたちをしっかり観察し、得意なところを見つけて伸ばしていきます。
自分のことが大好きで、お母さんのことも大好きで、小さな成功体験を重ねながら、自分で考えて行動できる自信に満ちた子どもたちに成長してもらえるよう、サポートしています。
また、仲間の違いも認め、互いの良いところをほめて大切にできる子に育ってほしいと願っています。

 


私自身の体験から

子どもの頃の私は、いつもビクビクして自信がない、いわゆる「繊細さん」でした。少し大きくなっても、周りの人の「とんがった感情」に触れるだけで頭が真っ白になり、二人の口喧嘩を目にするだけでドキドキしてしまうほど。誰かが叱られているのを聞くだけでも、まるで自分が叱られているように感じて、世界が、回るような思いをするほどでした。

 


小学校のソフトボールチームでの練習中、ときどきやってくる「おっちゃん」がアドバイスという「ダメ出し」をしてくるのが本当に苦手でした。その人が近寄ってくるだけでドキドキしてしまい、エラーをするほどでした。



大学生になってからの自動車教習所でも、ダメ出しばかりする教官だとうまく運転できず、さらに「ダメ出し」をもらう悪循環に陥りました。どうしてうまく運転できないのかと自分を責めて、落ち込んでしまいました。
しかし、穏やかでほめるのが上手な教官のときは驚くほど上手に運転できました。小さなことをほめてもらうだけで心が落ち着き、うまくいくことに気づきました。

 



教室運営の経験

そんな子ども時代を経て、20年間のIT企業での経験を活かし、初心者向けのパソコン教室とこども向けのプログラミング教室を起業しました。これまで10年以上運営しています。自信がなくて前に進めない子を見て、まるで昔の自分のようだと感じます。

そんな子どもたちも、ほめることで小さな成功体験を積み重ね、どんどん成長していく姿をいくつも見てきました。


お母さんへ

こどもたちの成長には、お母さんの温かいサポートが欠かせません。こどもが自分を信じて前向きに挑戦できるように、ほめることや認めることがとても大切です。お母さんがお子さんにかける優しい言葉や、頑張ったことを認める姿勢が、こどもの自己肯定感を高め、自身につながり可能性を広げます。




【ミッション】

私たちは、子どもたちが自分自身を大好きになり、互いの違いを認め尊重し、得意なところを見つけて助け合いながら成長する姿を、あたたかく支えていきます。

 

【ビジョン】

子どもたちがそれぞれの特徴を活かし、お互いの得意を掛け合わせて、最高の成果を創り出す平和で明るい未来を目指しています。

 

【アクションルール(バリュー)】

  • 最初にいいところを見つけ、ほめる。
  • 存在を認める。
  • 寄り添い、応援し、勇気づける。
  • たくさんの「やってみよう」と「できた!」を引き出す。
  • 子どもが自立し、主体的に学べるように工夫する。
  • 目の前の人を大切に思う。
  • 自分のことを大好きになる。

【略歴】

高校時代に初めてパソコンに触れ、BASICでプログラミングに挑戦しました。大学卒業後はコンピュータプログラムを開発する会社に就職し、システム開発に携わりました。
その後、外資系や国内のソフトウェアメーカーで勤務し、技術スタッフとして100回以上のプレゼンテーションを行い、物事をわかりやすく伝える技術を磨きました。

2012年、パソコン教室「スマイル・カフェ」とこどもプログラミング教室「すまいる・キッズ」を設立しました。

2020年の秋にはダイエットに成功し、2023年には脳梗塞から完全復活しました。
こどもたちに寄り添い、良いところを見つけ、ほめて伸ばすことが私の使命だと感じています。