子どもの未来を応援する②:小さなリクエストが大きな夢に
子どもの未来を応援する②:小さなリクエストが大きな夢に
こんにちは!前回は、子どもたちの小さなリクエストにどう応えるかについてお話ししました。今回は、その積み重ねがどのように「大きな夢」につながるのかについてです。
夢を語る勇気を引き出す
子どもたちとの接せる日々の中で、小さなリクエストにも耳を傾けてもらえる安心感は、子どもたちが「大きな夢」を語る土台になります。バカにされることも、無理と決めつけられることも、ないから。
だから、安心しれ夢も語れると思うかもしれません。
たとえば、ある日「宇宙飛行士になりたい」と話してくれたとします。そのとき、「それは無理だよ」と否定してしまったら、「夢を語ること」自体が怖くなってしまうかもしれませんからね。
「へぇー」という感嘆の次に 「どうして宇宙飛行士になりたいと思ったの?」と興味を持って前のめりに気いてくれると、その根っこの部分にある意外な答えが返ってくることがあるかもしれません。
「宇宙そのものに興味があるんだ」という気持ちかもしれませんし、純粋に「星が好き」だからかもしれません。
さらに、「その夢が叶ったらどんなことをしてみたい?」と聞くことで、子どもが夢を具体的にイメージするきっかけになりますよね。
こうしたやりとりは、子どもにとっても楽しい体験となると思っています。
夢を広げるサポート
少年サッカー教室を運営し、そこでコーチも務める私の「子育てコーチング」の先生から伺った話がとても印象的でした。
この先生は、子どもたちが将来の夢について話すとき、必ず次のように質問を重ねるのだそうです。
「その夢が実現したら、どんな風になると思う?」
たとえば、「宇宙飛行士になりたい」と話す子には、「宇宙飛行士になって、どんなことを成し遂げたいと思っているの?」と聞きます。
こうした質問を繰り返すことで、子どもが漠然と抱いている夢の背景にある「本当の理由」や「根源的な興味」を引き出していくそうです。
さらに先生は、視点を変えた質問も投げかけます。
- 「宇宙飛行士になるには、何をすればいいと思う?」
- 「そのためにどんな勉強が必要かな?」
- 「他にもどんな道があるかな?」
これらの質問は、子どもが夢を実現するために必要な行動を考え始めるきっかけをつくります。
「宇宙飛行士になるには英語や数学を頑張らないといけない」と気づいたり、
「人工衛星を作る人や天文学者も素敵な仕事だ」と視野を広げたりすることができるきっかけになるかもしれません。
ドリームキラーにならないために
「ドリームキラー」という言葉をご存じですか? これは、子どもの夢や挑戦を否定する行為や言葉を指します。「どうせ無理だよ」「やめておきなさい」といった言葉は、子どものやる気を奪い、成長の芽を摘んでしまうことがあります。
たとえば、宇宙飛行士になるには非常に狭き門をくぐる必要があり、過酷な訓練を受けなければならないと説明することが、かえって子どもの意欲をそぐ場合があります。
本来、果てしない宇宙への憧れや不思議さに心を惹かれているのに、その興味が萎えてしまうのはとてももったいないことです。
だからこそ、私たちは「やってみたい」という気持ちを大切に受け止め、応援することを心がけています。
子どもの未来を応援するアクションルール
当教室では、以下のようなアクションルールを実践しています。
- その子のいいところを見つけ、そしてほめる
- 存在を認める
- 寄り添い、応援し、勇気づける
- たくさんの「やってみよう」と「できた!」を引き出す
- 子どもが自立し、主体的に学べるように工夫する
- 目の前の子を大切に思う
- 自分のことを大好きになる
挑戦が未来を拓く
子どもたちが挑戦を恐れず成長できる環境をつくること。それが私たちの目指す姿です。失敗もつまずきも成長の種になります。
その環境の中で、子どもたちはどんどん自信を深め、未来志向で行動できる力を育んでいきます。
ぜひ、私たちと一緒にお子さんの未来を応援していきましょう!
コメントをお書きください