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        同じ「見る」でも、「見方」と「見つけ方」には少しちがいがあると思うんです。
    
        「見つけ方」というと、なんだか一生懸命に探している感じがしませんか?私は、そんな風に感じました。
    
        「見方」という言葉は、ちょっと角度を変えてみている感じがするけど、「見つけ方」には、なんだか気持ちが入っていて、 探しにいく感覚がある。そして、気づくと自分もその“探しに行く気持ち”になっているんです。
        
        なんだか一生懸命に
    
        「見つけ方」は、自分から光を探しにいくようなもの。
    
        たとえば、子どもが失敗したとき、ただ「どう見えるか」を変えるだけではなく、「どこにがんばりの跡があるかな?」と、ちょっと探してみるんです。
    
        そして、見つけたら「ここまで頑張ったね!」ってほめる。
        その繰り返しが、きっと「見つけ方を変える」ということなんだと思います。
    
「失敗しても頑張ったことをほめる」
        それから、さらにいいところを探して、もっと良くなる方法を一緒に考える。それが、私たちの“褒めて伸ばす”の原点です。
    
「見つけ方を変える」と、関係も変わる
子どものいいところを“見つけよう”という気持ちで接すると、自然と声のトーンも、表情も、やわらかくなるんです。
        
        そして、そうすると子どもたちは安心して、自分の中にある「できた!」をちゃんと見せてくれるんです。
    
        子どもたちが自信を持つ瞬間って、本当に尊いんです。
    
だれの中にも、光る部分はちゃんとあるんです
        それを見つけることを努力する。そして、見つけようとすることを楽しむ。
    
その気持ちが、きっと子どもたちにやさしく見える気がします。そしてそのやさしさが、まわりに広がっていく。
        私は、そう信じています。
    
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