 
    
        🌟いいところにフォーカスする力
        〜根本要さんの言葉から広がる“リフレーミングの心”〜
    
    最近、朝日新聞で読んだスターダストレビューの根本要さんのインタビューが、とても心に残りました。
        
        「常に反対意見を探している。大成功と言われれば失敗したところを、大失敗と言われれば良かったところを探したくなる」――という言葉。
    
🌷高校時代からの憧れ
        実は私にとって、根本要さんは高校時代からの憧れの人です。
        ラジオで偶然耳にした彼の声をきっかけに、スターダストレビュー(スタレビ)の曲をよく聴くようになりました。
        結婚式の入場曲には「シュガーはお年頃」を選んだほど。
    
        それなのに、ライブにはなかなか行けず、いつのまにか数十年が経っていました。
        そんな私が、この夏、初めてコンサートに行きました。娘も一緒に。
    
        会場には私より少し上の世代の方が多く、なんだか懐かしい空気に包まれていました。
        無理やり連れていった娘がぽつりと、「会場全体が温かいね」と言ったんです。
    
        その一言に、胸がいっぱいになりました。
        音楽って、世代を越えて“やさしさ”を伝える力があるんだなぁと、あらためて感じた瞬間でした。
    
💬見つけ方を変えると、見えてくる“いいところ”
根本さんのインタビューの言葉を読んで、改めて思いました。
「反対意見を探す」
失敗の中から良かったところを探す」――
それは、ものごとを別の角度から見るリフレーミングの姿勢そのものです。
        そして、根本さんはこうも語っています。
        この「大成功と言われれば失敗したところを」という部分、
        単に“謙遜”の表れではなく、私はそこに未来を見ている姿勢を感じました。
    
        つまり、「成功」をありがたく素直に受け取りながらも、
        「もっと良くするためには何ができるだろう」と前向きに次の一歩を探している。
    
        お客さんをもっと喜ばせるためにできることは何だろう――
        そんな風に、過去を振り返るための反省ではなく、未来を見据えた成長への探求として、
        “もっと良くできるところ”を見つけようとしているのだと思います。
    
そんな根本さんの姿勢に、私は“いいところを見つけること”と同じやさしさを感じました。
        たとえば、子どもがうまくいかなかったとき。
        「どこができなかったか」を探すよりも、
        「どこまで頑張れたか」「何を工夫したか」に目を向ける。
    
        
        その“見つけ方を変える”だけで、空気がやわらかくなるんです。
        子どもたちの顔も、声も、少し明るくなる。
    
私たちの教室では、そんな瞬間を大切にしています。
        
        「ここまでできたね」「この発想、おもしろいね」――
        そうやって一人ひとりの中にある“いいところ”を探していく。
        それが、すまいる・キッズの“褒めて伸ばす”の根っこです。
    
🌱さいごに
        根本要さんの言葉にあるように、
        「失敗の中に良かったところを探す」
        「成功の中に次の成長のヒントを見つける」
        このどちらにも共通しているのは、“前向きに見つけようとする心”です。
    
だれの中にも、光る部分はちゃんとある。
        
        それを見つけようとする気持ちが、人を育て、自分もやさしくしてくれる。
    
        私もこれからも、子どもたちの“いいところ”を見つけながら、
        そして自分自身の“見つけ方”も、少しずつ育てていきたいと思います。
    
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